近年、サッカーや野球と言ったいわゆるメジャースポーツのみならず、誰でも始められるニュースポーツが世界各地で行なわれるようになってきています。VITUP!でも「ウォーキングタグラグビー」や「スラックライン」といった、これまであまり馴染みがなかっであろうスポーツの体験記をお届けしてきました。
この度、10月13、14日神戸ハーバーランドスペースシアターで開催されたトリッキングバトル世界大会「TBJxWOT2019」にて、日本の岩本将成(14歳)が見事に優勝を果たしました。
トリッキングとは空手、カポエラ、テコンドーなどの武道の動きに、体操やダンスなどの動きを融合し、発展させた新しいスポーツです。発祥はアメリカで、2000年代からYouTubeを中心に世界へ広がりました。トリッキングの技はパルクールやサーカス、エンターテイメント業界にも注目されハリウッド映画にもたびたび取り入れられています。
このトリッキングの大会である「トリッキングバトル」は、お互いの技を見せ合いバトルする競技。ジャッジの判断基準は、技の難易度(キックや宙返り、ひねり技やつなぎ等)、完成度、オリジナリティを総合的に判断しています。
今回行なわれた「TBJxWOT2019」とは、日本チャンピオンを決めるトーナメントであるTBJ(トリッキングバトルオブジャパン)と、ここで勝ち抜いた上位選手が出場権を獲得する世界大会であるWOT(ワールドオブトリッキング)のこと。海外から招待された世界のトップ選手(トリッカー)と世界一の称号を争いました。
大会には総勢約80名、9ヶ国の選手が出場し、TBJとWOTのどちらも日本の岩本将成(14歳)が優勝し、見事に日本チャンピオンと世界チャンピオンとなりました。
これからもさまざまな形で発展するスポーツに、VITUP!も注目していきます。