ミズノのマスクを使ってみた【佐久間編集長コラム「週刊VITUP!」第129回】




VITUP!読者の皆様、こんにちは。日曜日のひととき、いかがお過ごしでしょうか? 連日暑い日が続いております。熱中症にはくれぐれもお気をつけください。

 

これだけ暑いとマスクをして外を歩くのはなかなか大変です。マスクの下は熱がこもるし、汗だくになります。Withコロナ時代の必需品となったマスクを求め、総合スポーツメーカーの「MIZUNO(ミズノ)」から発売されたマスク(マウスカバー)を購入しました。

これはミズノの水着や陸上ウェアに使用される肌触り良い素材(ポリエステル&ポリウレタン)を採用してつくられたマスクで、5月末の初回販売では2万枚が即完売したと話題になりました。6月末の再販で応募して当選、注文したものがようやく届いたというわけです。

 

実際、届いたマスクをチェックしてみると、とにかく薄くて軽い。言ってしまえば、ペラペラです。ただ、伸縮性のある素材であり、簡単に破れそうな印象はありません。裏側(内側)にはポリエステル素材が縫い付けられており、二重構造となっております。これにより、飛沫防止効果を高めているのでしょう。

サイズはS・M・Lの3種類。Sが子供&小顔の女性、Mが女性&小顔の男性、Lが男性という目安があり、自分で小顔を主張するのもおこがましいと思い、Lサイズを購入。実際につけてみると、思っていたよりも大きい。小顔認定してもらってもよろしいでしょうか?

同じLサイズで購入したサポーターメーカーのマスク(第124回参照)よりも、だいぶゆったりしているので、顔の問題ではなく、マスクのサイズが大きめに設定されているのだと思います。実際につけてみると、肌触りは抜群です。アゴ下まですっぽり覆う形になってもそれほど息苦しさは感じません。また、耳かけ部分が長時間使用しても痛くならない設計になっているらしく、片耳が潰れている私が長時間つけても問題なさそうな感触でした。

 

「取扱い上の注意」も書かれている通り、このマスクは、ウイルスの感染を防ぐことを目的としたものではなく、あくまでも飛沫をやわらげるためのもの。人様に迷惑をかけないためのエチケット用ということ。日常生活で着用するには、申し分ない印象です。では、ジムでの適性はどうか? というわけで、ミズノマスクでトレーニングをしてみました。

 

通気性が良いため、多少息が上がってもそこまでの息苦しさは感じません。熱もこもりにくい設計になっているのか、時間の経過とともに熱くなるような感覚もなし。また、汗をかいても内側の生地の影響か、口や鼻に貼りつくようなことはありません(アベノマスクはがっちり貼りつきました)。

 

結論。ミズノのマスクはトレーニング用としても合格です(あくまでも個人的な感想)。ただ、先に購入して使用していたサポーターメーカーのマスクと比べると、個人的にはトレーニング用として少し落ちる印象です。ミズノのマスクのほうがゆったりしているぶん、暑さや苦しさは軽減されているのですが、サポーターメーカーのマスクのほうがフィット感が強く、戦闘態勢になり、やる気がアップするのです。

 

ただ、どちらも不織布マスクやアベノマスクよりは断然使い心地がよいので、気分に合わせて使い分けていこうと思います。

 

※次週は諸事情により休載とさせていただきます

佐久間一彦(さくま・かずひこ)
1975年8月27日、神奈川県出身。学生時代はレスリング選手として活躍し、高校日本代表選出、全日本大学選手権準優勝などの実績を残す。青山学院大学卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。2007年~2010年まで「週刊プロレス」の編集長を務める。2010年にライトハウスに入社。スポーツジャーナリストとして数多くのプロスポーツ選手、オリンピアン、パラリンピアンの取材を手がける。