今年は新型コロナウィルスの流行により、自宅で過ごす時間が長くなりました。運動不足や体重増加が問題視され、宅トレ(自宅トレーニング)という言葉も流行。実際に宅トレをしたり、近所でジョギングをしたりするようになった人も多いのでは?
一方で、自宅での運動を習慣化することは、生活スタイルが定まらない、モチベーションが続かない等、なかなか難しいという課題もあがっています。
運動と言えば、やはりフィットネス施設。一時期自粛していた人の中でも、ジム通いを再開している人が増えてきているようです。
このニューノーマル時代に世の中の女性から求められるフィットネス施設について、マーケティングリサーチ会社のイー・クオーレが実態調査を行ないました。
■調査方法:インターネット調査
■調査期間:2020年10月16日~10月20日
■調査対象:首都圏・京阪神在住者、20~59歳、女性
※首都圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)、京阪神(京都府、大阪府、兵庫県)
■有効回答数:本調査600サンプル(スクリーニング調査 57,377サンプル)
■本調査対象者条件:イー・クオーレが指定する「フィットネスジム」3社、「ホットヨガスタジオ」3社を現在利用している人
※施設の抽出は、売上高、店舗数、会員数において上位の会社をピックアップ
コロナ禍におけるフィットネスやホットヨガスタジオの利用目的は「運動不足を解消したい」「痩せたい、ダイエットしたい」
「運動不足を解消したい」(70%)が1位、次いで「痩せたい、ダイエットしたい」(59%)「汗をかきたい、すっきりしたい」(48%)と続きました。運動不足や体重増加の問題を解消しようとして利用していることが分かる結果となりました。【図1】
コロナ感染症対策においては『LAVA』(3項目)が1位、『カルド』『LOIVE』(1項目)が同率2位
ニューノーマルの時代において、施設に最も求められているのがコロナウィルスの感染防止対策。「スタジオ内での感染防止対策(スタジオの換気、消毒など)」「施設内の衛生管理(清掃の強化、アルコール消毒の設置など)」の2項目で満足度1位を獲得した『LAVA』が感染対策において最も評価を得る結果となりました。【図2】
各施設のスタジオ満足度は、機能・ハード面やレッスン内容、スタッフについて聴取した10項目の内、満足度1位を得た項目数で、『LAVA』(8項目)が1位、次いで『LOIVE』(2項目)、『カルド』(1項目)。1位を獲得したのは「ホットヨガ」3社のみ。
とくに『LAVA』は「複数の店舗・スタジオを利用できる利便性」「レッスンの内容・クオリティー」「インストラクター指導力」「長く続けられそう・習慣化できそう」などといった項目で1位を取っており、多岐に渡る項目で支持を受けていることが分かりました。
また、「インストラクター」について言及している全3項目で1位を獲得しており、インストラクターの質の高さが支持されていることが分かりました。【図3】
スタジオ別の好感度においては、『LAVA』『カルド』が同率で1位(65%)、次いで、『LOIVE』『コナミ』『ルネサンス』が同率で3位(55%)。
NPS(自身が現在利用しているスタジオを友人・知人にどれくらいおススメしたいか)については、『LOIVE』(19%)が1位、次いで『LAVA』(14%)、『コナミ』(9%)。
好意度は『LAVA』『カルド』が高く、推奨意向は『LOIVE』が高い結果となりました。「好きなお店」と「おススメしたいお店」に違う結果が出ているのが興味深いポイントです。【図4】【図5】
スタジオ別の総合満足度においては、『LAVA』が1位(63%)、『カルド』が2位(61%)、『LOIVE』が3位(57%)。
利用継続意向については、『LAVA』が1位(57%)、『コナミ』が2位(54%)、『カルド』『セントラル』が3位(47%)。
ここでもホットヨガ3社は根強い支持を得ています。とくに『LAVA』は最も満足度が高く、また今度も続けて通いたいと思われている施設だということが分かりました。【図6】【図7】