【はじめてのコンディショニング #55】ヨガ・シークエンス〜身体の基礎的な機能を高めよう〜




第55回目はヨガ・シークエンスをご紹介します。

シークエンスとは“流れ”のことで、いくつかのヨガのポーズを組み合わせて行ないます。今回は、「ダウンドッグ・プランク・プランクダウン・アップドッグ」の4つのポーズを連続して行ないます。

ヨガが初めての方でもできますので、是非やってみて下さい。

■ヨガ・シークエンス〜身体の基礎的な機能を高めよう〜

【動作】

①ダウンドッグ
・四つ這いになり、お尻を後方へ上げる。
・股関節を直角に曲げ、三角形を作る。
・背中や腰が丸くなる場合は、膝を緩める。

 

②プランク
・ダウンドッグから上体を前にスライドする。
・肩の真下に手首がくるようにする。
・頭から踵まで真っ直ぐに保つ。
・姿勢が崩れる場合は、膝を床に付いてキープする。

 

③プランクダウン
・プランクの姿勢を保ったまま、ゆっくりと肘を曲げながらダウンする。
・お尻から落ちていかないように、胸とお腹を同時に床につける。
・きつい場合は膝付きで行なう。

 

④アップドッグ
・両手で床を押し返し、上半身を引き上げる。
・腰だけが反らないようにお腹を引き締め、体の前面を伸ばす。
・お尻を後方へ引き上げ、ダウンドッグに戻る。

各10秒〜30秒を目安にキープ。
体が温まるのを感じるまで、連続して行なう。

【効果】
・全身の柔軟性・筋持久力向上
・ケガの予防
・基礎代謝向上

【実施上の注意点】
・無理に筋肉を伸ばし過ぎないようにします。
・反動をつけずに、ゆっくりと丁寧に行ないます。

 

指導=黒木博幸
協力=一般社団法人 Educate Movement Institute

黒木博幸(くろぎ・ひろゆき)
1985年⽣まれ。宮崎県出⾝。福岡医健専⾨学校卒業。専⾨学校卒業後、整⾻院で体のコンディションを整える⼿技を学び、2008 年より本格的にフリーのトレーナーとして活動をスタート。様々なトレーニング⽅法や理論を学ぶなかで、ピラティス、ヨガのボディワークに興味を持ち、ニーズに合わせたプログラム指導を提供する。現在、一般の方からアスリート、アーティストに対しての体づくりをサポートしている。NSCA-CPT(NSCA 認定パーソナルトレーナー)、Core Performance Yoga CPY® /Athlete Pilates AP™アドバンストレーナー(⼀般社団法⼈Educate Movement Institute 認定)、1ッ星栄養コンシェルジュ®(⼀般社団法⼈ ⽇本栄養コンシェルジュ協会)、ViPR 認定インストラクター。