ひとくちに減量と言っても一般的なダイエットからスポーツにおける減量まで、その目的によってアプローチ法もさまざまだ。ここではボディビルなどともまた違う、現役格闘技選手の減量を公開。3月21日に試合を控えるダイキ・ライトイヤー(修斗GYM神戸)選手の協力のもと、計量2週間前から試合当日までのリアルな体の変化をリポートする。
3.21修斗後楽園大会が本日、開催される。大会前日の20日には出場選手の計量が行なわれ、2週間にわたって密着してきたダイキ・ライトイヤーもバンタム級(-61.2㎏)のリミットで実施。19日の就寝前で61.9㎏と700gオーバーだったものの、最終調整のすえに61.0㎏と200gアンダーでパスしてみせた。
大会2週間前からの体重の推移を振り返ってみると——。
・大会2週間前/3月7日(月)、70.9㎏
・大会10日前/3月11日(金)、67.8㎏
・大会5日前/3月16日(水)、67.1㎏
・大会3日前/3月18日(金)、65.5㎏
・大会2日前/3月19日(土)、61.9㎏
・大会1日前/3月20日(日)、61.0㎏で計量をクリア
「計量後は脱水症状になっているので、まずはOS1とかグリコのCCDとかのサプリメントを使って、体に負担がかからない形で水分を補給します。その後はフルーツやおじやみたいな消化のいいものを食べてから、だんだん固形物に近づけていく感じです。僕の場合は戻しても5㎏くらいです」
大会2週間前に語っていたように計量後はフルーツとおじやで胃を慣らし、その後は蕎麦で炭水化物を補給。計量後の5時間で水も4L摂取し、想定通りのリカバー(65.5㎏)に成功した。
ウォーターローディングを駆使した減量法については、試合後にあらためて紹介。本日行なわれる試合の模様はABEMAで18時から生中継されるので、MMAファイターのリアルファイトをぜひ堪能してほしい。
ダイキ・ライトイヤー(だいき・らいといやー)
1988年9月10日、兵庫県出身。172㎝。修斗GYM神戸所属。プロフェッショナル修斗/16戦7勝(2KO、2S)6敗3分。VTJ/3戦2勝(2S)1敗。RIZIN/1戦1勝(1KO)。今年1月からYouTube『ダイキライトイヤーちゃんねる』を開設。
プロフェッショナル修斗公式戦 PROFESSIONAL SHOOTO 2022 Vol.2
2022年3月21日(月・祝)、東京・後楽園ホール
<主な対戦カード>
▼世界バンタム級チャンピオンシップ5分5R
岡田 遼(パラエストラ千葉/王者・2度目の防衛戦)
vs
安藤達也(フリー/挑戦者・同級1位)
▼ウェルター級5分3R
西川大和(西川道場/世界ライト級王者)
vs
山田崇太郎(The Pandemonium/同級世界3位)
▼バンタム級5分3R
石井逸人(TRIBE TOKYO MMA/同級世界4位)
vs
石橋佳大(ZEEKジム/同級世界5位)
▼バンタム級5分3R
後藤丈治(TRIBE TOKYO MMA/同級世界8位)
vs
ダイキ・ライトイヤー(修斗GYM神戸)
※第4代環太平洋フェザー級王者・土屋大喜(roots)の引退セレモニーを開催。