浅指屈筋(せんしくっきん)




 

前腕の屈筋の中で最も大きな筋肉で、手首の先で4つの腱に分かれ手根管を通って第2~5指の中節骨底に停止する。

浅指屈筋は2脚に分かれ、その間に深指屈筋腱を通す腱交差をつくり中節骨底に付着する。

深指屈筋は腱交差を通過して末節骨底に停止する。

深指屈筋とともに、手指(親指を除く)を屈曲させる主力筋として働く。

親指以外の4本に関与するため、浅指屈筋を鍛えることで握力を向上させることが可能だ。

<起始>

・上腕骨内側上顆

・尺骨粗面、内側側副靭帯

・橈骨上方前面

<停止>

・第2~5指中節骨底

<支配神経>

・正中神経(C7~T1)

<主な働き>

・第2~5指PIP関節の屈曲

・手関節の掌屈

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