側頭窩から起こり下顎骨に停止する扇形の筋肉。咀嚼筋の一つで、下顎の挙上に大きな役割をはたす。
歯を食いしばったり、ものを食べたりする時にこめかみが動くのは、この筋の収縮により引き起こされる。
ものを噛む動きだけではなく、会話の際の口の動きにも作用する。
側頭筋の収縮が過度となることで側頭筋痛を引き起こしたり緊張型頭痛にも関わるため、日常的にセルフマッサージなどで血流を促しておくことが重要である。
＜起始＞
・側頭窩
・側頭筋膜
＜停止＞
・下顎骨の筋突起
＜支配神経＞
・三叉神経の第三枝（下顎神経）
＜主な働き＞
・下顎骨の挙上、後方移動
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