9/4(日)、石川・本多の森ホールにて日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)主催の「第2回クラシックフィジーク選手権大会」が開催され、175cm以下級を制した喜納穂高がオーバーオール優勝を獲得した。
2017年に沖縄でキャリアをスタートさせた喜納は、2020年まではNPCJ、FWJを舞台にフィジークカテゴリーで活躍を見せ、昨年にJBBFに復帰。初開催となった同大会ではクラス優勝を達成するも、オーバーオール審査では、日本のクラシックフィジークのアイコンとも言える五味原領に敗れ2位となっていた。
奮起を誓った喜納は、8月に行なわれた「ミスター東京(東京ボディビル選手権)」にボディビル選手として出場し、本人も「まさか…」という驚きの金メダルを獲得。自信を付けて臨んだ本大会では、クラス制覇、そして目標としていた五味原を破ってのオーバーオール優勝を達成し、見事な有言実行を成し遂げた。
また、五味原と同じ171cm以下級には、阪神タイガース、千葉ロッテマリーンズで活躍した鳥谷敬の弟である鳥谷剣が出場し、奮闘の結果4位に。「怪我もしたり、急遽決めた大会で減量が1ヶ月だったり諸々ありましたがなんとか。来年はベストな状態でまた挑みたいです」と自身のSNSでコメントしている。
JBBFでは昨年にスタートしたばかりのクラシックフィジークではあるが、今大会ではこれまでボディビルやメンズフィジークで結果を残してきた選手の参戦、あるいは初心者向けの大会「マッスルゲート」などで経験を積んできた選手の飛躍もあり、ハイレベルな熱戦となった。来年以降、さらなる激戦が展開されるのは間違いないだろう。
文・写真/木村雄大
【大会リポート】9/4(日)開催 2022オールジャパンフィットモデルチャンピオンシップス・第2回クラシックフィジーク選手権大会