昨年、東京ビッグサイトで行なわれた「コミックマーケット101」(2022年12月30日-31日)には、多くのコスプレイヤーが集結しました。ここでは、VITUP! 編集部が現場でお会いした、筋肉・スタイル自慢のコスプレイヤーたちを一挙に紹介。それぞれが体づくりについて話してくれたコメントをお届けします。
コミケ101で聞いた、コスプレイヤーたちの体づくり
野城タクヤさん/嘴平伊之助(鬼滅の刃)
「夏はベンチプレスで75キロが挙がりませんでしたが、今は80キロを挙げられるようになりました。パワーが上がったと感じています」
コス格のぴーちゃんさん/近藤勲(銀魂)
「筋肥大のためのトレーニングと、体の使い方のトレーニングを両方行なっています。筋肥大目的の時は、マシンを使ったトレーニングがベースですね。後者のほうではジャンプを取り入れたり、瞬発力なども意識して鍛えています。ちなみに格闘技のジムに行った時はミット打ちや、人を担いで負荷をかけるなどのトレーニングなども行なっています」
あおさん/サメの魔人のビーム(チェンソーマン)
「今回のコスプレに向けて、3週間だけ減量を行ないました。鍛えた部位としては、肩を以前よりも鍛えました。ビーム君は逆三角形な体をしているので、ゴツいというよりはスタイリッシュな体になるように肩や腹筋などを鍛えていきました。キャラを再現するための筋トレという感じです」
ユイさん/ポートガス・D・エース(ONE PIECE)
「毎日欠かさず10キロ走りつつ、腕立て、腹筋、背筋を100回×3セットを毎日やっています。あとは体幹トレーニングの種類も10種類以上を3セット行なうようにしています。器具を使わず自重で鍛えつつ、プロテインなどを一切飲まないのがポイントですね。それに筋トレをしてから走ると、びっくりするほど痩せることができます。自分で試行錯誤した末に、一番脂肪が燃焼した方法を続けています」
MASA&RUNAさん/鬼宿と美朱(ふしぎ遊戯)
「当初は大会仕様の絞ったコンディションのまま、体を見せるコスプレをする予定でした。ですがやっぱり寒いのと、絞りを維持することができなかったので、しっかりと衣装を着るコスプレに切り替えました(MASAさん)」
りょーさん/鍾離(アプリゲーム・原神)
「普段はプロの社交ダンサーをしているので、その関係で体を鍛えています。下半身を中心に鍛えるのですが、いろいろと注意が必要な点があります。たとえば、僧帽筋を鍛えてしまうと首が短く見えてしまい、ダンス的なスマートさに欠けるという評価を受けるなどです。鍛えるべき筋肉と、鍛えてはいけない筋肉が分かれているのがポイントです。基本的に下半身は鍛えてOKですが、上半身のトレーニングにはかなり気を遣います」
まりもさん/嘴平伊之助(鬼滅の刃)
「じつは特別なトレーニングをしたわけではなくて、普段やっていることを継続してこの体をつくりました。やっているのは、ダンベルなどを使った一般的なトレーニングですね。ジムに行った時は、マシンでのトレーニングなども行なっています」
ユリアさん/グヴェン・ステイシー(スパイダーマン)
「ジム通いと、Nintendo Switchのフィットネスソフト・リングフィットアドベンチャーを毎日やっています」
國井紫苑さん/コベニ(チェンソーマン)
「トレーニングというよりかは、コルセットなどで体をぎちぎちに締めたりします。それと、できるだけ撮影前にはお肉や甘いものを食べないようにしていますね。普段からお腹いっぱい食べないようにするなども意識しています」
あーたそさん/ヨル・フォージャー(SPY×FAMILY)
「高校くらいの時から筋トレはやっていたので、今回も多少鍛えた上で臨みました。子育てが忙しくなったタイミングで一度トレーニングから離れたのですが、今はまた復活させています」
マシンをつかったトレーニングや自重はもちろん、食事制限に力を入れるなど、コスプレイヤーたちの体づくりのメソッドは多岐にわたりました。自分がなりきりたいキャラや生活スタイルに合わせて、筋トレのバリエーションも十人十色と言えそうです。キャラへの思いで美しい体を磨く、コスプレイヤーたちから今後も目が離せません。
写真/ちびめが、シュー・ハヤシ