導線・騒音だけではなかった。最大の問題は機材の重さ
メインの機材であるラックを選び終えた森本は、念のため、ビルのオーナーに報告することに。すると、ここで最大の問題が発生!
ウエイトスタックを含め500キロほどの重さになるラックの使用はNGとのこと。ビルの耐荷重上は問題はなくても、実際のトレーニングによる衝撃で4点の脚部に加算される負荷は予測ができず、床に穴が開いてしまう可能性も否定はできないので、できればやめて欲しいと言われてしまったのでした。
また、天井の高さは足りているはずでしたが、下に厚いマットを敷くと、一部の照明器具との隙間がギリギリになってしまうリスクも見えてきました。
パニクりやすい森本は、この新たな問題で仕事も手につかない状態に。すがるような思いで再びe9thさんに相談することにしました。
森本「X3はNGとなってしまいました。もっと軽いオールインワンラックにするか、ラックとケーブルマシンを別々にするしかないと考えています」
小柳社長「なるほど。では、『G8』はいかがでしょうか? こちらはケーブルマシンがウエイトスタック式ではなく、バーベルと同じようにプレートをつけるタイプです。ウエイトスタックよりも手間はかかりますが、そのぶん本体の重量が一気に軽くなりますよ。行なえる種目もX3と変わりませんし、価格もX3よりリーズナブルです」
森本「重さが半分以下になりますね! これはありがたいです。高さも大丈夫そうです」
こうして難関を突破し、ジムづくりは大きく前進。この先、どのような機材との出会いが待っているのでしょうか。そして、ジムは無事に完成するのか……? 今後の展開に乞うご期待!
◆次回はジムのマストアイテム、トレーニングベンチを探します。
文/森本雄大
企画協力/株式会社e9th