メイドがクライアントを指導するというワケのわからないコンセプトながら、かなり本格的なトレーニングができるメイドジム。メイドトレーナーのろーずさんも男性相手の補助もこなせるというので、最後のもう1セットだけベンチプレスをやって帰ることにした。
「補助してくださいよ!」(筆者)
「……」(ろーず)
「ちょ、ちょっと!」(筆者)
「助けてほしかったら、レ△×〇◇♪……」(ろーず)
「はい?」(筆者)
「だから、レ△×〇◇♪……」(ろーず)
「わかったから、早くシャフトを戻して!」(筆者)
トレーニングで「レ」といえば、「レップス」もしくは「レストポーズ法」。「助けてほしかったら、レ△×〇◇♪……」。続く言葉は「レップス(※4)をちゃんとこなしなさい」「レストポーズ法(※5)を活用して追い込みなさい」のどちらかと思われる。
「約束ですよ。レ…、連載をVITUP!で始めること。じゃあ、準備しておいてくださいね」
レストポーズ法よりも追い込まれていた筆者。知らない間に、けっこう重大な約束をさせられていた……。
というわけで、新連載「ろーずの部屋」近日スタート!
(編集部注:この物語はフィクションです)
(※1)ラックアップ…種目を始める際に、バーなどをラックから外す行為
(※2)スティッキングポイント…その種目で、もっともとキツいポイント。ベンチプレスの場合は、胸から10㎝ほど上げた箇所
(※3)パーシャルレップス…可動域を制限して上げ下げすること
(※4)レップス…回数のこと。「ベンチプレス100kgを6レップス上げた」などの使い方をする
(※5)レストポーズ法…もう上げられないほど追い込んだら、15秒程度の短いインターバルを挟んだのちに、またすぐに同じ重量でセットを続ける方法
取材・文/藤本かずまさ 撮影/大西鉄弥
<取材協力>
MAID GYM
東京都千代田区岩本町2-7-12
ビルックスNO3 地下1階