世界規模のマッスルコンテストが2019年2月、日本初上陸!




アメリカ・カリフォルニアを中心に展開されてきた歴史ある大会「MUSCLE CONTEST(マッスルコンテスト)」が2019年2月24日、神奈川・カルッツかわさきにて開催される。本大会は全世界から参加可能な国際的コンテストであり、日本では初開催となる。

11月7日(水)、ゴールドジム東陽町スーパーセンターで行われた記者発表会には、テイマー・エルグインディー氏(マッスルコンテストインターナショナルCEO他)、織田正幸氏(マッスルコンテストジャパン プロジェクトリーダー他)、小野寺正道氏(マッスルコンテストジャパン プロジェクトマネジャー他)、荒川孝行氏(ゴールドジムアドバンストレーナー)の4名が出席。

冒頭、織田氏が「マッスルコンテストと聞いて、どんなイメージを持たれるでしょうか?」と問いかけ、会見は始まった。

織田正幸氏(マッスルコンテストジャパン プロジェクトリーダー他)

「筋肉隆々の人たちが集まって開催するコンテスト、そうイメージするのではないでしょうか。しかしマッスルコンテストは、障害者や、癌と戦う人々も参加します。生きる希望と夢を共有する、そんな場所でもあります。コンセプトは“Fun & Fitness”、フィットネスを楽しみ、コンテストを通じて人々の夢と希望、健康と幸せに貢献できることを望んでいます。そして、誰もが参加できる、アジア最大のフィットネスの祭典にしたいと考えています」と大会主旨を説明した。

続いて、過去に2度Mr.USAに輝いた実績を持ち、マッスルコンテストインターナショナルのCEOを務めるエルグインディー氏が話を続けた。

「私はブラジル人でアメリカに住んでおり、世界各地に行ったことがありますが、日本は最も好きな国です。マッスルコンテストインターナショナルは、年間42回以上開催している世界最大のボディビル・フィットネスイベントです。カリフォルニアでのイベントをベースとして約30年の歴史があり、多くのボディビルダーたちもマッスルコンテストからはじまっています。そんなイベントをぜひ私の大好きな日本で開催したいと思いました」

テイマー・エルグインディー氏(マッスルコンテストインターナショナルCEO他)

「マッスルコンテストの最終的なゴールは、日本国内だけで競うのではなく、世界で活躍できる選手が現れる大会にすることです。アジア一、いや世界一の大会にしたいと思っています。また織田さんの言ったように、世界トップクラスの選手だけでなく、子どもからお年寄りまで幅広い世代の方が楽しめるイベントでもあります。このイベントが、参加者の宝物のようになっていくことを願っています」

小野寺氏からは、イベント概要について説明。男子ボディビル、女子フィジーク、女子ビキニ、男子フィジーク、女子フィギュア、男子クラシックフィジークの6カテゴリー、60クラスで約300名の出場選手数を想定している。なお、規定ポーズなどは、後日HPにて公開されるとのことだ。

小野寺正道氏(マッスルコンテストジャパン プロジェクトマネジャー他)

さらに荒川氏からは、同時開催するイベントについて。今回は、「マッスルゲート」など4イベントが同時開催となる。

「誰でも気軽にできるコンテスト、ボディビルの登竜門としての『マッスルゲート』を同時開催します。マッスルコンテストはプロから新人までクラスがありますが、出場するのにはどうしても敷居が高いと感じる方が多いと思います。そこで、誰でも出場できる大会を設けました。出場資格はありません。日頃から体を鍛えている方など、興味のある方は誰でもご参加いただければと思います。

また、ボディビル系とは別に、ベンチプレスとデッドリフトのパワーリフティング大会も開催します。気軽に、積極的にチャレンジできる大会を増やして、フィットネス業界全体が盛り上がるようなきっかけになればと思っております」

荒川孝行氏(ゴールドジムアドバンストレーナー)

このイベント内で行われる各大会は参加条件がなく、団体の垣根を越えて誰でも参加できることが大きな特徴の一つだ。

「もっとも規模の大きいロサンゼルスの大会では、7000人の競技者と、3万人以上の観客が集まります。日本国内にトレーニングしている方が数多くいらっしゃると思いますので、そういう方が全員参加できる大会にしたいです」(エルグインディー氏)

「初めてのイベントではあるものの、世界最大規模のイベントが日本にやってくるインパクトを、みなさんと共有したいと思っています。参加の門は限りなく広く開いているので、多くの方に参加していただきたい。少子化高齢化社会になっていくなかで、人々を励ますようなイベントになればいいなと思います」と織田氏が話し、会見を締めくくった。

近年、ボディビル・フィットネスの機運は爆発的に高まっており、全日本クラスの大会では立見で人が溢れかえるほどの大盛況ぷりだ。今回のマッスルコンテストは、そのようが競技性は確保しつつも、なるべく敷居を低くして、誰でも参加でき誰でも楽しめる“イベント”にしたい、そんな強い意思が会見からうかがえた。

このマッスルコンテストが、日本を元気にする起爆剤になるかもしれない。

【大会概要】
●大会名:
MUSCLE CONTEST(マッスルコンテスト)
●開催日:
2019年2月24日(日)
●会場:
神奈川・カルッツかわさき(川崎市スポーツ文化総合センター)
●開催カテゴリー(6カテゴリー、60クラス):
・男子ボディビル(プロ資格認定大会、初心者大会、マスターズ大会 各体重別)
・女子フィジーク(身長別)
・女子ビキニ(プロ資格認定大会、初心者大会、マスターズ大会 各身長別)
・男子フィジーク(プロ資格認定大会、初心者大会、マスターズ大会、ジュニア大会 各身長別)
・女子フィギュア(プロ資格認定大会、マスターズ大会 各身長別)
・男子クラシックフィジーク(プロ資格認定大会 身長・体重別)
●出場選手数:
約300名(見込み)
●同時開催イベント
・パワーリフティング(ベンチプレス、デッドリフト)
・フィットネスダンス
・トレーニング/ボディビル/フィットネスセミナー
・マッスルゲート

取材・文/木村雄大 撮影/神田勲