7月13日(土)、東京大学駒場キャンパスで令和最初となる「第27回 身体運動科学シンポジウム」の開催が決定した。今回のテーマは「骨格筋」だ。
1993年に行なわれた第1回シンポジウムのテーマは「ヒトの筋のダイナミックス」だった。それから26年、今なお重要なキーワードであり続ける「骨格筋」が選ばれた背景には、新しい時代だからこそ原点に立ち返ろうという思いがある。
東京オリンピック・パラリンピック、超高齢化社会などを題材とし、さまざまな観点から各演者が最新の研究成果を紹介するとともに、今後の骨格筋研究の展望について議論する。もちろん本サイトでおなじみの石井直方教授も登場。筋肉研究の第一人者としての長年の経験をもとに、筋トレ―ニング研究の未来について語る。
また、合わせて行なわれるポスターセッションでは、大学院生が中心となり、身体運動科学研究室の多様で独創的な研究内容を紹介する。
◆シンポジウム概要◆
日時:2019年7月13日(土)12:00~16:30(予定)
場所:東京大学駒場キャンパス21 KOMCEE West レクチャーホール
【スケジュール】(予定)
12:00~ ポスターセッション
13:00~ 主任挨拶:柳原大(東京大学大学院総合文化研究科 教授)
第1部:基調講演
13:05~ 演者紹介:福井尚志(東京大学大学院総合文化研究科 教授)
13:10~「筋トレーニング研究の未来」
石井直方(東京大学大学院総合文化研究科 教授)
14:10~ ポスターセッション&コーヒーブレイク
第2部:健康長寿社会の実現を支える骨格筋の基礎研究
14:40~「レジスタンス運動のプロトコルと効果の関係性について」
小笠原理紀(名古屋工業大学生命・応用化学専攻 准教授)
15:00~「筋萎縮の原因とレジスタンス運動を用いた予防について」
中里浩一(日本体育大学保健医療学部 教授)
15:20~「温熱刺激による骨格筋ミトコンドリアの適応と加齢関連疾患治療への応用可能性」
田村優樹(日本体育大学体育学部体育学部 助教)
15:40~「レジスタンス運動直後における筋疲労度と長期効果の関連」
佐々木一茂(東京大学大学院総合文化研究科 准教授)
16:00~ 総合討論