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痩せてる? 太ってる? 体脂肪率とBMI指数と腹回り【佐久間編集長コラム「週刊VITUP!」第133回】

VITUP!読者の皆様、こんにちは。4連休のひととき、いかがお過ごしでしょうか?

 

ここ10年くらい、毎年夏前に1カ月程度のダイエット期間をつくっています。別に太っているわけではないので、体重を減らしたいという意味ではありません。ただ、意識的にアルコールを抜いて油ものを避けることで、体脂肪を落として心も体もスッキリしたいという目的のもと、行なっています。

 

レスリングの選手だった学生時代は通常時の体脂肪率が12~13パーセントで、減量をする試合時は5パーセント以下でした。これが一つの基準となっています。35歳を過ぎたあたりから、通常時の体脂肪率は16~18パーセント。これをダイエット期に12~13パーセントまで落とすのです。

 

毎年、ビールをたくさん飲む夏を前にダイエット期を設定します。「いまはダイエット期なので飲めません」と誘いを断ると、必ず「何かやるの?」「大会出るんですか?」と聞かれます。意味もなく体を絞るという行為が、普通の感覚では謎なのでしょう。

 

現状の仕事のスケジュールでは、格闘技の試合に出たり、フィジークの大会に出たりするくらいまで、追い込むトレーニングはできません。せめて何かゴールを設定して日々を過ごして、達成感を得る。そのために一見無意味なダイエット期をつくって、できる範囲で追い込むことで自己満足する。これが意外とモチベーションになります。

 

しかしながら今年はダイエット期を設けませんでした。決して妥協したわけではありません。新型コロナウイルスの影響で外食が減ったこともあってか、通常時の体脂肪率が12パーセント程度になり(写真)、目標設定が難しくなってしまったからです。体重は減らさず体脂肪率は落ちているので、その分筋量が増えたということ。肉体的にはいい状態が続いております。

一般的に男性の場合、体脂肪率は15~20パーセントが普通で、25パーセント以上になると肥満と言われています。体脂肪率で言うと、私は標準(-)で少し痩せ型。ところがこれがBMI指数になると、まったく違う評価になります。

 

BMIは[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]で算出される値。肥満や低体重(痩せ)の判定に用いられていますが、筋肉量が計算に含まれていないため、ちょっとおかしな現象が起こりがちです。169.5㎝64.5㎏で計算すると、私のBMIは22.45となります。普通体重の枠には入っているものの、BMIによる適正体重は63.21㎏で1.29㎏減らすことをオススメされます。

 

体脂肪率では痩せ型なのに、BMIでは太いほうよりの標準。単純に数字だけでは判断できないということです。じゃあ何を基準に判断すればいいんだ?ということになります。

(C)Rummy&Rummy-stock.adobe.com

 

体脂肪率と健康障害には明確な相関が認められてはいませんが、これは体脂肪率が内臓脂肪だけでなく、皮下脂肪を含む体脂肪の量を反映しているためです。ただし、腹囲は内臓脂肪の蓄積にほぼ比例するので、お腹が出ている、お腹にたっぷり脂肪がついているという方は、生活習慣病のリスクが高いと言えるかもしれません。

 

いわゆるメタボです。日本では男性が腹囲85㎝以上、女性が90㎝以上だと、メタボリックシンドロームになりやすいとされています。健康、不健康の見極めは、体脂肪率やBMI指数以上に、お腹がポイント。お腹が出てきたなぁと思う人は要注意ですよ。

 

佐久間一彦(さくま・かずひこ)
1975年8月27日、神奈川県出身。学生時代はレスリング選手として活躍し、高校日本代表選出、全日本大学選手権準優勝などの実績を残す。青山学院大学卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。2007年~2010年まで「週刊プロレス」の編集長を務める。2010年にライトハウスに入社。スポーツジャーナリストとして数多くのプロスポーツ選手、オリンピアン、パラリンピアンの取材を手がける。