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よく聞く「ジュース1杯=砂糖〇サジ分」ってホント?【桑原弘樹の栄養LOVE】




サプリメント実践的活用のスペシャリストである桑原弘樹さんが、サプリや栄養や肉体に関する疑問を解決する連載。第66回は、びっくりするほど多く含まれると言われる甘い飲料の糖分について。

■500mlの炭酸飲料で角砂糖12個分

たしかに、炭酸飲料や缶コーヒーにはイメージ以上の砂糖が入っています。

とくに炭酸飲料は、糖分が多く含まれています。500mlのペットボトルでざっと50gほどと言われていますから、角砂糖に換算すると12個ほどになります。角砂糖を12個食べるのはなかなかできませんが、炭酸飲料になると炭酸に誤魔化されて甘みがあまり感じなくなるため、違和感がないのです。

また、クエン酸などを添加物として使い酸味を出したりすることでも、甘みを緩和させる効果があります。ノドの渇きを潤してスカッと爽快!の裏側で、じつは結構な量の糖分を摂取していることにもなるので要注意です。

これは、砂糖がそのまま悪いという意味ではありません。砂糖は良質な甘味料であり、ある意味私たちの体が受け入れやすい甘さと言えます。問題は、一度に摂取する量が多過ぎる場合です。目の前に角砂糖があっても、私たちはそれをむさぼり食べるようなことはまずしないはずです。ところが炭酸飲料などを飲む場合には、それに近い行為をしていることになっているのです。

缶コーヒーなども、コーヒーの苦みやミルクのまろやかさに緩和されていますが、ブラック以外は意外と多く糖分を含んでいます。銘柄にもよりますが、190mlや200ml缶で、角砂糖4個程度です。コーヒーは常用性がありますから、一日で何缶かを飲めば相当な量になってしまいます。

スポーツドリンクも炭酸飲料に比べれば糖分は少なめですが、それでも一般的なもので角砂糖7~8個ほど入っています。こちらは炭酸飲料以上に大量摂取の可能性がありますから、タイミングなどに気をつけたほうがいいでしょう。

最後に一番気になるのが、ほんのり味がついたお水のような飲料です。最近メジャーになってきて、コンビニでもよく見かけます。水だと少し物足りないので、少しだけ風味がついているものを選んでしまう人も多いかと思います。これも、じつは意外に糖分が入っています。500mlのペットボトルで、角砂糖5個ほど。5個なので大騒ぎする必要はないのですが、水感覚で飲んでいる人は少し注意が必要だと思います。


桑原弘樹(くわばら・ひろき)
1961年4月6日生まれ。1984年立教大学を卒業後、江崎グリコ株式会社に入社。開発、経営企画などを経て、サプリメント事業を立ち上げ、16年以上にわたってスポーツサプリメントの企画・開発に携わる。現在は桑原塾を主宰。NESTA JAPAN(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会 日本支部)のPDA(プログラム開発担当)。また、国内外で活躍する数多くのトップアスリートに対して、サプリメント活用を取り入れた独自のコンディショニング指導を行ない、Tarzan(マガジンハウス)など各種スポーツ誌の企画監修や執筆、幅広いテーマでの講演会など多方面で活躍中。著書に「サプリメントまるわかり大事典」(ベースボールマガジン社)、「私は15キロ痩せるのも太るのも簡単だ!クワバラ式体重管理メソッド」(講談社)、「サプリメント健康バイブル」(学研)などがある。プロフィール写真のタンクトップにある300/365の文字は、年間365日あるうち300回のワークアウトを推奨した活動の総称となっている。300日ではなく300回であることがポイントで、1日2回のワークアウトでも可。決して低くはないハードルだが、あえて高めの目標設定をすることで肉体の進化が約束されると桑原塾は考え、実践している。