パソトレで痩せることにしました #09 ~人は計算通りに痩せていく~




こんなにラクに痩せていいの?

 

トレーニング開始から3ヵ月。データを見ながら、そう感じました。

 

【4月1日】
体重 87.3㎏
体脂肪率 22.8%
ウエストサイズ 98㎝
筋肉量 63.45㎏

【5月7日】
体重 84.6㎏ (-2.7kg)
体脂肪率 20.1% (-2.7%)
ウエストサイズ 94㎝ (-4cm)
筋肉量 64.1㎏ (+0.65㎏)
※かっこ内はスタート時との比較。

【6月7日】
体重 81.8㎏ (-5.5kg)
体脂肪率 17.4% (-5.4%)
ウエストサイズ 91㎝ (-7cm)
筋肉量 64.1㎏ (+0.65㎏)
※かっこ内はスタート時との比較。

【7月6日】
体重 79.3㎏ (-8.0kg)
体脂肪率 16.8% (-6.0%)
ウエストサイズ 89.5㎝ (-8.5cm)
筋肉量 63.85㎏ (+0.4㎏)
※かっこ内はスタート時との比較。

 

もちろん、ここに至るのは簡単ではありませんでした。ただ、キツかったかと問われると、それはNO。なぜなら「食べるのをガマンした」という感覚があまりないからです。

 

要は摂取カロリーと消費カロリーの収支がマイナスになればいいので、それさえ守れば体重を減らすことは簡単。また、第4回で紹介したアプリを活用すれば、脂質の摂取を減らすように設定することで体脂肪や内臓脂肪も勝手に落ちていきますし、栄養のバランスが極端に乱れることもありません。

 

トレーニングやダイエット、栄養摂取のノウハウは日進月歩。昔はそうした知識が普及していなかったので、アマチュアボクシングなどの試合前は短期間で過酷な減量をしていました。
栄養素などをとくに考えず、とにかく食べない。でも毎日何時間も練習をする。さらに減量ウェアを着て有酸素運動をしたり、サウナに入ったり・・・・・・たしかに体重は落ちましたが、パフォーマンスは間違いなく低下していました。そして、計量後や試合後にはドカ食いをして、たちまち元の体重を超えてリバウンドしてしまい、試合のたびに減量がキツくなるという悪循環を繰り返していました。

 

正しい知識に基づいて行なえば、体は素直に言うことを聞いてくれます。もちろん、あるレベルを超えてくるとプラトー(停滞期)も訪れます。しかし、「肥満」や「軽肥満」の状態からスタートした場合、当面はほぼ計算通りに落ちていきます。あの頃に現在のような情報や商品があれば、力石徹もあそこまでは苦しまずに済んだかもしれません(マンモス西は同じことをやったかもしれませんが)。

 

前回も書いたように、筋トレやダイエットに適した食品が世の中にあふれかえっている状況にも大きな恩恵を受けています。この3ヵ月で得た食べ物に関する経験や情報は、今後も紹介していきたいと思います。

 

さて、食事面のツラさは少ないのですが、トレーニングでどうしても好きになれないのがプル系の種目です。たとえば、ある日は次のようなメニューで、背中を徹底的に鍛えてもらいました。

 

【ベントオーバーロウ】
10回×3セット

 

【チンニング】
10回×3セット

 

【ワンハンドロウ】
左右各10回×3セット

 

【ケーブルプルオーバー】
10回×3セット

 

「やってるうちに背中のトレーニングも好きになりますよ」と上田トレーナーは言いますが、そんな日が本当に来るのでしょうか・・・・・・。昔から最も苦手な部位なんです。とくにチンニングは中学のサッカー部時代に朝練で毎日やらされていたツラい思い出があり、一種のトラウマとなっています。

 

「でも背中が発達すると、かっこいい体になりますよ」(上田トレーナー)

 

おっしゃる通りですね。せっかく体が変わってきたので、苦手意識を克服できるようにがんばりたいと思います。

 

その後、EZバーを使ったカール、ハンマーカールで腕のトレーニング。

 

最後に腹筋2目目(リバースクランチ、ツイストクランチ)で、この日は終了。

 

体重が70kg台になったのは、おそらく20年ぶりくらい。目標に設定した-10㎏は来月には達成できそうです。

 

文/本島燈家