小沼敏雄、石井直方らボディビル・フィットネス界のレジェンドが集結。相澤隼人がフィットネスの価値を訴える【ゴールドジムジャパンカップ2021】




全国各地で開催されてきた2021年の「マッスルゲート」の集大成として、11/27(土)・28(日)に東京・新宿住友三角広場にて開催された「ゴールドジムジャパンカップ2021」。このコンテスト内にて「ボディビルレジェンドセレモニー」と題して、これまでのボディビル・フィットネス競技の歴代優勝者が一挙に集うセレモニーが行なわれた。

ミスター日本13連覇の生ける伝説・小沼敏雄、現在は筋肉博士としてその名を轟かせる石井直方、ジャパンカップでも審査委員長を務めた鈴木雅ら歴代王者から、現代のフィットネス女王・安井友梨、フィジーク王者・寺島遼、還暦を迎えてなお頂点に立った澤田めぐみら現役選手まで、その名を知らない人はいないレジェンドたちがステージ上にずらり。そんな伝説の男女を代表して挨拶を行ったのは、現ミスター日本・相澤隼人だ。

緊張の面持ちでマイクを握った相澤は、大会を主催するTHINKフィットネスの手塚栄司代表取締役社長から直々にスピーチの依頼を受けたことを明かしつつ、コロナ禍における選手としての思いを語った。

「先日、新型コロナウイルスのワクチンを接種し、翌日は発熱と倦怠感で身体が動かなくなってしまいました。その状態になったことで、普段からトレーニングをできることがこんなにも素晴らしいことなんだと、あらためて実感しました。
現代は高齢化社会となり、高齢者の方の筋力低下などが社会問題の一つとなっています。しかし、(ジャパンカップの)ミックスドペアに出場した斉藤忠男選手と高岡由紀江選手のお二方を見ていただければわかると思いますが、22歳の私にとっては曽祖父のような年齢であるにもかかわらず、あれだけ元気にステージに立っていて本当に素晴らしいことだと思います。ぜひ皆さまのご家族の方にもフィットネスをもっと広めていただき、健康で素晴らしい一生を送っていただきたいと思っています」

力強い言葉で、フィットネスの価値を訴えた相澤。ここに並んだレジェンドたちがそうであったように、競技者として今後も長きにわたりボディビル界をけん引するだけではなく、日本が元気になり、多くの人の健康に影響を与える存在となっていくに違いない。

文・写真/木村雄大

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