焼き鳥の具材は何を選ぶべき?【桑原弘樹の栄養LOVE】




サプリメント実践的活用のスペシャリストである桑原弘樹さんが、サプリや栄養や肉体に関する疑問を解決する連載。第172回は、焼き鳥の中で栄養価が豊富な具材は何か?という疑問について。

■圧倒的にレバー。だが過剰摂取には注意

焼き鳥、ラーメン、お寿司は、なぜだか定期的に食べたくなる食べ物のトップ3だと思っているのは私だけでしょうか(笑)。

焼き鳥の具材を栄養価という観点からのみ考えた場合には、圧倒的にレバーではないでしょうか。何と言っても鉄が豊富ですし、貴重な動物性の鉄の供給源です。またビタミンAや葉酸などの豊富さも、他の具材と比較になりません。逆にビタミンAのような脂溶性ビタミンの過剰摂取が心配ですので、栄養価が高いからと言ってそればかり食べるのは控えたほうがいいかもしれません。従ってレバーは1~2本で打ち止めですね。

他にはもも肉やササミは高タンパクですし、アミノ酸組成も優れていますから優良な具材です。軟骨もなかなかのおすすめかもしれません。三大栄養素的にはタンパク質以外に糖質や脂質がほとんど含まれないという点や、ビタミン・ミネラルはしっかりと含まれるという点が、他の食材を食べた際にバランスを整えてくれそうです。仮にカロリーを気にするのであれば、ねぎまを食べることでカロリー控えめになりますし、焼き鳥の具材ではありませんがつけ出しで出てくるキャベツなどを先に食べておくと、カロリーセーブになります。

タレと塩も悩むところですが、カロリー的な問題やタレに含まれる糖質を考えた場合は、塩のほうに若干軍配が上がるかもしれません(もちろん塩分の摂り過ぎには注意ですが)。しかし焼き鳥を食べるにあたって、あまり細かい栄養素を気にして食べるのも風情がないような気もします。具材を気にするよりも食べ過ぎに気をつけるようにして、ある程度食べたい焼き鳥を自由に選ぶのがいいのではないでしょうか。もしくはその前後の食事をセーブしたりコントロールしたりして、食べたい具材の焼き鳥を満喫するといった類の食べ物なような気がします。


桑原弘樹(くわばら・ひろき)
1961年4月6日生まれ。1984年立教大学を卒業後、江崎グリコ株式会社に入社。開発、経営企画などを経て、サプリメント事業を立ち上げ、16年以上にわたってスポーツサプリメントの企画・開発に携わる。現在は桑原塾を主宰。NESTA JAPAN(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会 日本支部)のPDA(プログラム開発担当)。また、国内外で活躍する数多くのトップアスリートに対して、サプリメント活用を取り入れた独自のコンディショニング指導を行ない、Tarzan(マガジンハウス)など各種スポーツ誌の企画監修や執筆、幅広いテーマでの講演会など多方面で活躍中。著書に「サプリメントまるわかり大事典」(ベースボールマガジン社)、「私は15キロ痩せるのも太るのも簡単だ!クワバラ式体重管理メソッド」(講談社)、「サプリメント健康バイブル」(学研)などがある。プロフィール写真のタンクトップにある300/365の文字は、年間365日あるうち300回のワークアウトを推奨した活動の総称となっている。300日ではなく300回であることがポイントで、1日2回のワークアウトでも可。決して低くはないハードルだが、あえて高めの目標設定をすることで肉体の進化が約束されると桑原塾は考え、実践している。