「V字バランス」で全身を鍛えよう




VITUP! 読者のみなさま、こんにちは。 ピラティストレーナーのNaomiです。

今月のテーマは「全身バランスよく!モテボディ仕上げ編」!

節分やバレンタイン、楽しいイベント盛りだくさんの2月がやってまいりました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。今月は私、NAOMIの担当最後の月ですので、お付き合いよろしくお願いします。

今月は腕やお腹など一つの部位に特化するというよりも、腕もお腹も同時に鍛えるようなエクササイズをご紹介します。筋力だけでなく、バランス感覚や持久力、柔軟性なども向上させる要素があり、「あの人、運動神経がよくてステキ」というイメージに近付けます。そんな欲張りエクササイズ、さっそくやってみましょう!

【エクササイズのポイント】

①体育座りのように両ヒザを立てて座り、つま先とヒザをピッタリ閉じましょう。両手はヒザ裏あたりに添えます。

②鼻から息を吸いながら、背骨を長くするように坐骨から頭頂まで背すじを伸ばします。

③口から息を吐き、股関節から上半身を斜め後ろ30〜45度までゆっくり倒します。
ポイントは、平らで長い背中のまま、腰椎をやや伸展させて倒すこと!

④次に息を吸う時、両足のつま先をヒザの高さまで持ち上げたら、息を吐いてポーズをキープします。腹圧を維持できるよう、お腹を膨らまさずに薄めたまま呼吸しましょう。ここで3呼吸キープして下さい。

⑤余裕が出てきたら、ヒザを伸ばしてキープ! これで坐骨を支点にした、V字型の出来上がりです。

☆ヨガでは「舟のポーズ」ともいうこのV字バランス。いかにも腹筋と脊柱起立筋群(背筋)に効き目がありそうですが、それだけではありません。腰を伸ばし、両脚を持ち上げる際に、上半身と下半身をつなぐ大腰筋と腸骨筋が強力に収縮し、体幹力を高めます。また、ヒザを伸ばしたV字では、太もも前面の大腿四頭筋、内側の内転筋群も力を発揮するため、この部位の筋肉量が多い方はかなりつらいかもしれません。その場合は急に鋭角なV字を目指さず、足を低く浮かせたV字にして調整して下さいね。

【エクササイズのペース】
足を持ち上げたら3呼吸キープで1セットです。その後、15秒程度のインターバルをはさんで、もう1セット行ないましょう。慣れたら3セットに挑戦していきます。他の体幹トレーニング(12月のメリハリ☆モテボディ入門を参照)と組み合わせてやるのもGOODです。

なかなか自由に外出できないこの時期、1日1エクササイズを取り入れることで、少しでも代謝を促しましょう。ではまた月曜日にお目にかかります。

指導=藤野尚美
協力=株式会社E.M.I.


藤野尚美(ふじの・なおみ)
大学卒業後、独立行政法人日本スポーツ振興センターに入庁、競技場等に勤務した後、2005年に退職しフリーのダンサーに転身。舞台に立ちながら10代の生徒中心にストリート系ダンスを指導、多くのナンバー制作を手掛け、現在も育成に力を入れている。2015年、パフォーマンスの向上、怪我予防に役立つよう、ピラティスの指導資格を取得、その後E.M.I.で機能解剖学やCore Power Yoga CPY®を学び指導にあたる。
〈資格〉
・ピラティス
BASI PILATES Mat Work Teacher
Pfilates™(Pelvic Floor Pilates)トレーナー
Athlete Pilates AP™トレーナー
・ヨガ
Core Power Yoga CPY®トレーナー
・ダンス
avex Dance Master JSDAシニアインストラクター(Hip Hop, Jazz)
・その他
中学校教諭一種免許(社会)
高等学校教諭二種免許(公民)
〈出演・経歴〉
・嵐5大ドームコンサートツアーバックダンサー
・今井翼全国ソロコンサートツアー振付・バックダンサー
・NHK「少年倶楽部」バックダンサー
・日テレ系ダンス番組「スーパーチャンプル」出演
・DANCE FLASHコンテスト特別賞受賞
・全国美容週間・ヴェルファーレヘアショーモデル、ダンサー 等
・TIPNESS、JOYFIT、ルネサンス、NAS等のスポーツクラブにて、ピラティス、Core Power Yoga CPY®指導