上腕二頭筋の深部にある筋肉で、肘関節をまたぐ形で付着する。
あらゆる場面で、上腕二頭筋とともに肘関節を屈曲する動きに作用。
それほど大きな筋肉ではないが、体積のわりに強い力を発揮する。
肘関節に近い尺骨に停止し、その部分は前腕の回内・回外時にそれほど位置が変わらないため、肘を屈曲させるすべての動きに強く関わる。
上腕筋は3頭(外側・中間・内側)を有することが近年報告されており、肘関節屈曲における前腕軸の調整、作用効率の向上、肘関節包の緊張度の調節など複合的な機能を担うと考えられる。
また、肘関節屈曲に関しては、主として外側頭が機能することが示唆される。
<起始>
・上腕骨前面の三角筋粗面下方、筋間中隔
<停止>
・尺骨粗面
<支配神経>
・筋皮神経(C5~C6)
<主な働き>
・肘関節の屈曲
<主なトレーニング法>
・ドラッグカール
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