胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)




 

起始と停止が名前の由来で、頸部の筋肉の中では最大。

首を左右に捻った際に、耳の下から鎖骨に向かって斜めに大きく浮き上がるのが胸鎖乳突筋だ。

頸部の回旋、屈曲、側屈に作用するが、頸部には直接付着しない。

この筋肉を鍛えることで、顎のラインがすっきりし横顔が美しく見えるようになるとも言われる。

僧帽筋と同じく脳神経の一つである副神経に支配されるため、肩こりや内臓などの不調の際にはケアを徹底したい。

<起始>

・胸骨頭

・鎖骨頭

<停止>

・側頭骨の乳様突起

・後頭骨の上項線

<支配神経>

・副神経、頸神経叢(C1~C2、C3)

<主な働き>

・頸部の回旋、屈曲、側屈

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