【今日は何の日!?】始まりの季節に合わせて不定期コーナーをスタート




とくにポイントになるのは胸を張って背筋を伸ばした姿勢で、しっかり肩甲骨から腕を振って走ること。そうすると、肩甲骨の動きが骨盤を動かし、体幹の力を使って体を前に進めることができます。

このフォームを歩く時から心がけておくことが大切。普段の生活から背筋を伸ばして胸を張った姿勢を維持することを心がけ、その姿勢で歩くようにしましょう。

レース後半に疲れてくると、この姿勢を保つことができなくなってしまうことが多いですが、正しい姿勢を保てていれば、自然に足は前に出ていきます。正しい姿勢を保ち続ける筋肉を鍛えることが大切です。

始めの3ヶ月で走ることの基礎と習慣を身に付けたら、残りの2ヶ月で実戦的なペースで走る練習をしましょう。フルマラソンの距離を練習で走ることはなかなか難しいですから、完走できるペースを想定して、そのペースを維持して走ることを練習しましょう。

普段は10kmぐらいの距離を走り、週末や休日は15〜20kmに距離を伸ばして長距離に慣れる。同じペースを維持して走れるようになったら、少しずつペースを速めていきます。

最後の1ヶ月は本番に向けた調整に当てます。逆に言えば、そこまでにフルマラソンを完走できるだけの体力は付けておくということです。最後の1ヶ月で走り込んで体力を付けようとしても間に合いませんし、疲れがとれないまま42.195kmを走ることはケガにもつながります。

フルマラソンに挑むのであれば半年、ランニングが習慣になっている人でも最低3ヶ月はかけて準備をするようにしましょう。フルマラソンは、それだけの準備が必要なチャレンジだということです。


金哲彦(きん・てつひこ)
プロランニングコーチ、駅伝・マラソン、陸上競技解説者、ランナー。福岡県北九州市門司区出身。早稲田大学教育学部卒業。在学中競走部に属し、中村清監督の下、箱根駅伝で活躍。卒業後はリクルートに入社し、陸上競技部を創設。1987年には別府大分毎日マラソンで3位に入る。1995年より同部監督に就任。同部の消滅後は、陸上のクラブチーム・ニッポンランナーズを創設する。