自分らしさ全開のステージで魅了した田中香織がTREND部門のチャンピオンに【Super Body Contest SHIZUOKA 02】




2019年に初めて開催され、競技性を保ちながら、エンターテインメント性も持ち合わせた大会として注目を集めているSuper Body Contest(SBC)。男女問わず王道“かっこいい”体を競うSBC部門に加え、細身のボディラインが評価されるTREND部門、モノキニを着用するCOLLECTION部門など、さまざまなカテゴリーで競技が行なわれている。

5/15(日)に静岡・しずぎんホールにて開催された静岡大会(SHIZUOKA 02)では、昨年の京都大会のSBC部門QUEEN(女子50歳〜)カテゴリー優勝、静岡大会SBC部門総合優勝、全国大会にあたる「SBC FINAL」でSBC部門QUEEN優勝の実績を持つ田中香織が、TREND部門の総合優勝を獲得した。

「今回はSBCとTRENDのダブルエントリーで臨み、どちらかは優勝を獲りたいと思っていました。結果的にTRENDで総合優勝をいただけてうれしいです。体づくりとしてはSBC寄りの筋肉をつける鍛え方をしてきたのですが、TRENDのステージでは、バレリーナのようなしなやかさをイメージしたポージングを意識しました」

田中はSBCでは赤い水着、TRENDでは水色の水着を着用。ダブルエントリーをする選手は他にもいるが、衣装から明確に着分けるこだわりを見せる選手は多くはない。大会後には自身のSNSで「ポージングは似ているようで全然違うので、力の入れどころを間違えないように。二度楽しめる」とコメント。SBCは黒川紀子に総合優勝の座を譲ったが、TREND部門を見事に制し、大会を盛り上げた「ベストパフォーマンス賞」も獲得した。

「観客の方が楽しんでくれるようなパフォーマンスを意識しました。力強さとしなやかさの両方を入れて、自分らしさを出せたと思います」と話すように、50歳という年齢を感じさせない若々しく華やかなステージングで、観客を魅了した。

今年も、12月に埼玉・サンシティ越谷(大ホール)で開催されるFINAL大会に参戦予定。ここでも、自分らしさ全開のステージを見せてくれるだろう。

「QUEENカテゴリーなので若い人にはなかなか敵わないのかなというところはありますけど、できることをやって、がんばっていこうと思います」

取材・文・写真/木村雄大