武尊、前日会見全文「自分が生きてきた人生を信じて全力でやるだけ」




——勝ち方のイメージはできていますか。

「あまり特別なイメージは持たないようにして、試合にならないとわからないし、天心選手も世界最高レベルのキックボクサーだと思っているので。何が来るかわからないと思うし、闘ってみてその時に自分の直感を信じて闘おうかなと思っています」

——現在の心境は?

「さっき言ったような感じになっちゃいますけど、やれることはやってきたので今日まで試合を熱望されてから約7年間、自分の中でもいろいろな思いがあったし、その間で試合してきた相手だったり練習してきたものだったり生きてきた時間というのが全部、明日現れるんじゃないかと思います。自分が生きてきた人生を信じて全力でやるだけかなと思います」

——ワクワク感など表現するとすれば、どのような言葉になるでしょうか。

「無な感じです。いろいろな思いはあるんですけど、いい意味で僕の中では無になっているイメージです」

——前の会見(セミファイナル以下の選手の会見)で「武尊選手にいい形でバトンを渡したい」という話がたくさん出ましたが、それを聞いてどう思いますか。

「格闘技は個人の闘いで1対1の闘いでチーム戦ではないんですけど、今回はそういう意識を持って闘ってくれているというのがあります。K-1というのはアンディ・フグさんの時代から、魔裟斗さんの時代を経てずっと受け継がれてきたものなので、そのK-1の強さを見せつけて強さを証明するような大会にしたいと思います」

◆天心選手という存在が僕を突き動かしてくれた