【会見全文】武尊の“前向きな休養”宣言と、その理由




6月27日(月)都内にて、『THE MATCH 2022』で那須川天心と対戦した武尊が記者会見を行なった。

那須川戦から一週間が経ち、あらためて公の場に登場した武尊は「前向きな意味で休養させていただこうと思っています」と休養を宣言。保持していたK-1スーパー・フェザー級の王座返上を発表した。ここでは会見での武尊のコメント全文をお届けする。

ⒸK-1

「こんにちは。今日はたくさんお集まりいただきありがとうございます。先日、那須川天心選手と東京ドームで試合をさせてもらって、試合は敗れてしまったんですけど、本当にたくさんの人に見てもらって、東京ドームで超満員のお客さんの中で最高の相手と最高の試合をさせてもらいました。

本当にこの試合を実現することができて、ああいう舞台で現役の間に最高な場所で最高な試合をさせてもらえたことを本当にファンの皆様と関係者の皆様と、対戦相手の天心選手、僕に関わってくれた人たちすべてに感謝したいと思っています。ありがとうございました。

試合が終わってから1週間になりましたけど、試合後にインタビューもまともに受けられず、僕の口から応援してくれている皆様にお礼を言うこともできなかったし、今回の試合、たくさんの人に注目してもらって、こうやってたくさんの人の媒体の方にインタビューしてもらえる機会も試合後につくれなかったので、今日あらためて会見を開かせていただきました。

試合が終わってからの数日っていうのは僕の中でいろんな想いがぶつかり合って、毎日気持ちも変わるし、気持ちが落ちることもあったし、そんな中でも仲間だったり友達だったりお世話になっている方たちだったり、そういう人たちと時間を過ごして、試合が終わってからSNSとかにもすごいたくさんのコメントをいただいて、ファンの人たちからの言葉をインスタだけでも1万件以上の言葉をいただきました。

本当に初めての経験で、試合が終わってから1~2時間ぐらいしか寝られない時期が続いたんですけども、その間もずっとコメントだったりメッセージだったり全部読ませてもらって、そういう人たちの言葉を聞けば聞くほど、僕の揺れ動いていた気持ちっていうのがすごい救われた部分もありました。

◆どんな勝利よりも報われたと思えました