【会見全文】武尊の“前向きな休養”宣言と、その理由




ⒸK-1

「1回ここで僕は闘う舞台からは離れようと思います」

本当にいろんな気持ちになったんですけど、この10数年ですけどプロでやってきて、僕のファイトスタイル的にも体を酷使するスタイルをしてきたし、公表してない部分でもいろいろケガで悩まされたところもあって、それも含めて今回、格闘家として、1回歩みをストップさせてもらって、1回休養をさせていただこうかなと思っています。

この後のことっていうのは僕も整理がついていない部分もあるし、まだ決められてない部分もあるんですけど、たくさんの人に言葉をいただいた中で、本当に勝ち続けているからこそ僕の存在価値があって、K-1をプライドとして闘い続けている価値があると思ってたんですけど、こうやって負けてしまった僕に対しても変わらずに応援してくれている人たちだったり、信じてついてきてくれる人たちもまだたくさんいて。

そういう人たちが毎日のように『辞めないでください』、『引退しないでください』、『これからもずっと一生応援します』っていう言葉を本当にたくさんたくさんいただいて、その言葉をもらったことで僕も一つ勇気を振り絞ることができるっていうか。

正直、本当この10年はケガとか体調だったり、無理しながらでもやってきた部分があって、今回も負けた後も無理してでも絶対にリベンジしてやるって思ったこともあったんですけど、そういう人たちの言葉をいただいて、1回僕の心と体のコンディションというのを正常に戻して、そこからもう1回新しいチャレンジができたらなという気持ちでいるんで、1回ここで僕は闘う舞台からは離れようと思います。

本当にたくさんの人たちの支えがあって、今があって、その人たちのおかげでもう1回チャレンジする気持ちにもなれているので、前向きな意味で休養させていただこうと思っています。

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