「僕はもうK-1を背負う資格はない」
あと、もう1つ報告したいことっていうか、発表させてもらいたいことがあるんですけど、今回負けてしまって、K-1の大将としてK-1を背負わせてもらって、ずっと闘わせてもらって、今回の試合もK-1の代表として闘ったつもりだったんで、そのK-1の代表として負けてしまったということは、僕はもうK-1を背負う資格はないなと思っています。ケジメとしてこのベルトは返上させてもらって、次の世代にバトンタッチしたいなと思っています。
K-1があったから僕の人生があるし、K-1がなかったら僕はこんな素敵な人生を歩めてなかったと思うんで心から感謝しているし、感謝しているからこそ中途半端にK-1を背負いたくないんですよね。
僕がいることによって次の世代が光を浴びないっていうか、そういう部分もあると思うし、僕がいる間は次のK-1を背負う選手って出てこないのかなって思っていて、僕がいなくなるっていう言い方はおかしいですけど、返上して1回離れることによって新しいスターだったり背負う選手っていうのが出てくると思っているんで。
僕はそれを楽しみにしているし、僕がまた復活した時にその選手とやりたくなるかもしれないし、なので一旦ケジメとしてこのベルトは返上させていただきます。本当に2012年に初めて巻いたのがKrushのベルトで約9年ですかね、一度もベルトのない時期を過ごしたことがないので、丸腰になることが9年ぶりぐらいですかね。
なんで、最初ちょっと不安な気持ちもあったんですけど、たくさん人がかけてくれた言葉で僕はこういう決心をすることができたんで、そういう人たちに恩返しする意味でも、また必ず元気な姿で戻ってくるので、これからも応援してもらえたらうれしいです。
今日は本当にたくさんお集まりいただきありがとうございました。ひとまずデビューしてから11年ぐらい、僕に関わってくれた皆様と応援してくれた皆様と、こうやって関わってくれる皆様に心から感謝したいと思います。今日は本当にありがとうございました」