通常体重からマイナス12㎏。所英男、激ヤセの真実(後編)




「もう一息いけるという気持ちがあるので、また試合をやりたいです」

—試合を見たファンからの反響も大きかったですし、手応えを感じた試合でもあったのではないでしょうか。

「試合後は『ただただ、やられてしまったな』という感じで、控室でうなだれて『もうダメだ』ってずっと言っていたんですけどね(笑)。今回は一つの技に固執してしまったり、次から次へと仕掛けなければいけないところを、一個潰されたらおしまいという攻防が続いてしまいました。ただ、これを繰り返せばもっといい動きができて、試合勘も戻ってリング上での発想もよくなるという手応えはありました。もう一息いけるという気持ちがあるので、また試合をやりたいですね。階段ダッシュを含め、練習で若い人たちについていけなくなったら格闘技もおしまいかなという気持ちもあるんですけど、ビリのほうですけど同じメニューのトレーニングをさせてもらっているので、まだいける、まだがんばれるという感じです」

—1試合挟んだことでモチベーションが上がりましたか。

「上がっているんですけど、今は食べまくっているので今月だけは休ませてくださいという感じです(苦笑)。来月から本気出します(笑)」

—次もまたフライ級も視野に入るのでしょうか。

「そこは需要によりますよね。ただ僕の都合だけの話になりますけど、この選手とやるから〇㎏契約で、というのがいいですよね。そうなるとフライ級、バンタム級、ちょっと危ないですけどフェザー級もできると言えばできるので、フライ級だけに固執しているわけではないです」

◆リングスごっこの続き