筋肉×色黒ギャルというギャップで、SNSで人気を博している「バルク女子・さくら」さん。身長144センチながら抜群の筋量を誇る彼女の投稿は「坂でアブローラー」、「車を持ち上げる」、「海で筋トレ」などバラエティに富んでいる。インタビュー第1回では、彼女独自のSNS投稿やこれまでの歩みについて聞いた。
かつてはインドア派。ジム以外でも鍛えたい一心だった
――SNSで奇抜なトレーニングの投稿が人気になっていますね。挑戦のきっかけは何だったのでしょうか?
「高校生の時に筋トレにハマって、高強度のトレーニングを自宅や屋外でできないかと考えたのがきっかけでした。というのも、その頃30分かけて通っていたジムが閉まるのが早くて、思うように鍛えられなかったんです。もっと鍛えたい一心でした」
――SNSのネタとしてではなく、純粋なトレーニングが原点だったのですね。
「そうなんです。Twitterも最初は筋トレの記録用で、今ほど伸びるのは想像していませんでした。車を持ち上げる動画を載せたら、いろいろな人に見てもらえてびっくりしました」
――聞きたいことが山ほどありますが、まずよく車が持ち上がりましたね(笑)。
「筋トレを始めてからずっとデッドリフトをやっていたので、それがよかったのかなと。なぜか始めた当初から、デッドリフトが一番重量を挙げられたんです。最初からそういうことをやっていたので、重量を挙げる土台がつくられていったのかもしれません。車を持ち上げるのもある意味デッドリフトですからね(笑)」
――な、なるほど……。Twitterがバズった時の周囲の反応はいかがでしたか?
「友だちは鍛えていなかったので、『何を目指してるの?』と言われました(笑)。自分の中ではとにかく筋トレが好きで、夢中だったんですけど(笑)」
――発信の原点である、外で鍛えられる環境もすばらしいですよね。
「なんせ田舎ですからね(笑)。公園もたくさんありますし、タイヤも割とそのへんにあります。そういうものを使って、外でトレーニングするのも楽しいですよ」
――屋外トレーニングの種目も気になります(笑)。
「公園でのトレーニングは鉄棒が多かったです。その時は懸垂ができなかったので、できるように練習したりしていました。あとは、タイヤやイスを持ち上げて遊んだりしていました。あとは屋内ですけど、長机を使ってブルガリアンスクワットとか(笑)」
――海で筋トレもしていましたね。
「はい。かなり楽しいですよ。ただ車で器具を運ぶのが大変で、それ以外は完璧です(笑)。外で筋トレできるような場所は、日本の中でもなかなかないと思うので、そういう意味では生まれた場所がよかったのかなと思います」
――屋外で行なうトレーニングは、ジムでの筋トレ種目から連想するのでしょうか。
「そうですね。器具を使うトレーニングを身近でできないかなと考えていきます。たとえば、アブローラーならローラー付きのイスでできるなとか。そういう風に、いろいろなやり方を試していきました」