ブレない澤田が貫禄の女子フィジーク連覇。「絶対に落とせない、それが良いプレッシャーになった」




10/9(日)、メルパルクホール大阪にて第40回女子日本フィジーク選手権大会が開催され、昨年に続いて澤田めぐみが優勝、自身2度目の連覇を達成した。

「今年はトレーニングを全面的に見直したことで、自分の中では大きく身体が変わったと思っています。世界で結果を出せる、去年とは違った身体づくりをしてきました」と澤田。その言葉の通り、61歳になっても衰え知らずでバージョンアップを果たしており、この日は予選審査・決勝審査ともに全審査員が1位票を入れる完全勝利。

「『今年は誰がすごい』という声が聞こえてはきますが、誰かと比べて自分がどうではなく、自分のベストの身体が一番だと思っていて、それをどう評価されるか。自分の中では周りを気にせず、動揺せずにやってこれました」と、まさに心身ともに女王に相応しい姿を見せた。

常にトップであることは簡単ではないが、「絶対に落とせない、それが良いプレッシャーになった」とも話し、国内ではまさに向かうところ敵なし。最前線で戦う澤田の姿は、多くの人にポジティブな活力を与え続けるだろう

「いくつになっても、希望とかやりたいことを持つと、人間はいきいきと生きていけるのだと、この身をもって伝えていきたいです」

そう言葉を残して大阪を去り、澤田は次の舞台である世界へ向けて歩を進めていく。

取材・文・写真/木村雄大

 

【大会リポート】10/10(日)開催 第68回男子日本ボディビル選手権大会&第40回女子日本フィジーク選手権大会