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筋トレはすべて努力次第。だからこの道を選びたい【元アイドルの筋肉女子・KURUMI(後編)】




昨年12月のゴールドジムジャパンカップ2022で、ドリームモデルの初代女王に輝いたKURUMIさん。元アイドルとして歩んできた中で、人生に大きく影響を及ぼしたのがトレーニングだった。インタビュー後編では、本格的なコンテスト挑戦から現在に至るまで、そして目指す未来について聞いた。

筋トレはやったぶんだけ力になる

――前回、アイドルでも筋トレを続けたくなったと伺いました。トレーニングならではの魅力があったのでしょうか。

「アイドルだったからこそ、筋トレに魅力を感じたのかもしれません。アイドルはタイミングや運など、いろいろな化学反応がないと売れませんけど、筋トレはやった分だけ形になります。それに大きな喜びを感じましたね。そこから、本格的にフィットネスモデルやコンテストの道に移っていきました」

――そこから、フィットネス関係の本格的な活動が始まったのですね。

「はい。アイドルの契約が切れてから、コンテストに出場するようになりました。ポージングについてなど、大会で出会う方々がいろいろな情報をくれるので、成長できたと思います。大会出場やレッスンで韓国に行くこともあったので、トレーニングを通じていろいろな経験をすることができました」

――ちなみに、どのような大会に出場してきたのでしょうか。

「2017年のSUMMER STYLE AWARDでの優勝以降、いろいろな大会に出場してきました。2018年にはFITNESSSTAR JAPANや、韓国で開催される世界大会・FITNESSSTAR WORLD FINAL、2019年にはWORLD BODY CLASSICにも挑戦しました。2020年のマッスルゲート福岡の後、お世話になっている本野卓二トレーナーのおかげでさらに体を磨くことができました」

――トレーナーさんと二人三脚で体をつくってきたのですね。

「はい。本野トレーナーがいなかったら、どうなっていただろうと思います。本野トレーナーは体のタイプに合わせたメニューを組んでくださるので、体への負担も少なく健康的なボディメイクができていると思います」

KURUMIさんが絶大な信頼を寄せる、本野トレーナーとのトレーニング

――コンテスト初優勝を振り返るといかがですか。

「初めて優勝した時は、負けていた大会がなぜダメだったのかがわかりました。そこからいろいろな人に質問したり、分析して鍛えるようになりましたね。次こそはと思うと、1分1秒も無駄にできないと思いました。きっと負けず嫌いなんだと思います」

――アイドルでステージに立つのと、コンテストには違う魅力がありますか。

「ステージの楽しさはアイドルと同じですが、一番大きいのは鍛える過程があって、自分自身のビフォーアフターがつくれることだと思います。本番では半年、1年とつくってきた体でステージに臨んで、自分の努力がどうだったか試されますよね。数分で終わる勝負だからこそ気が抜けないですし、真剣勝負ができることが魅力だと思います」

――これからの目指す姿や目標があれば教えてください。

「JBBFのフィットモデルで、日本一を獲れるような選手になりたいです。いつか、あこがれのSofia Maloletovaさんのような選手になりたいですね。トレーニングは、アイドル時代から私の人生を支えてくれたものでした。これからも周りの方々に感謝して、続けていきたいと思います」

取材・文・写真/森本雄大


KURUMI(くるみ)
2013年〜2018年には9人組アイドルユニットのリーダーを務め、現在はフィットネスモデルとして活動している。2017年夏からトレーニングを開始し、約半年後にはSUMMER STYLE AWARDでクラス優勝を達成。以降も多くの大会で実績を残し、2022年はマッスルゲート北陸⼤会で優勝、ゴールドジムジャパンカップではドリームモデル158cm以下級で初代女王に輝くなど活躍を見せた。