我を忘れるド緊張、人生最初で最後のコンテストを経て一変した思い【SBC】




Super Body Contest(SBC)の埼玉大会(SAITAMA 02)が、4/29(土)に埼玉会館 大ホールにて開催され、スリムなボディラインが評価されるTREND部門にて、蛭沼勝也がコンテスト初出場でChampion of the show(総合優勝)の座を手にした。

常に過去一の自分を目標に

「初めてのコンテストだったので、我を忘れるほどのド緊張でいろいろと飛んでしまったのですが、徐々に慣れて決勝では楽しくできました」と、この日のステージを振り返る蛭沼。もともと体を動かすことが好きだったが、コロナ禍で本格的にトレーニングを開始。トレーナーの勧めもあり、「かっこよさそう」と感じたSBCのステージに立った。

「筋トレは自己流で筋力はつかなかったところもあり、なかなか良い体にはなれなかったのですが、有酸素運動は好きなので、絞りだけはしっかりやろうと。コンテストに向けた2か月の現状で、自分の中でやれることはある程度やれたと思います。ただ、まだまだできるのではと感じています」

蛭沼が総合優勝を獲得したTREND部門は「細く見せる」ポージングが求められ、大きく見せることが多い他のボディコンテストやカテゴリーとはまた違った難しさがある。それでも頂点に立てたのは、ステージを楽しめたからこそ。前日には「明日は人生で最初で最後?のボディコンテスト」と自身のSNSにも投稿していたが、ステージを経て気持ちは一変。新たな目標を見つけた1日になった。

「はい、本当に最初で最後のコンテストだろうと考えていました、ただ今日は楽しくステージに立てましたし、TREND部門の優勝だけではなくSBC部門とDENIM部門でも準優勝をいただけたので、今は『もっと良い体になって帰ってきたい』と思っています。いったん充電に入りますが、12月の決勝大会に向けて調整して頑張ってみようかなと」

目指すは、今の自分を超える姿を見せることだ。

「これまでも常に過去一の自分の体は求めてやってきましたが、今まで以上に、食生活も普段のトレーニングもしっかりやりたいですね。これまではなぁなぁになってやってきたところを、今はコンテストのステージという目標をしっかりと持ってやれているので、また頑張っていきます」

取材・文・写真/木村雄大

◆細く、強く、美しく。蛭沼の全身写真はこちらか