5月21日（日）、滋賀県・大津市民会館にて開催されたBEST BODY JAPAN（BBJ/ベストボディジャパン）大津大会。本大会のモデルジャパン部門レディースクラスで優勝をはたしたのは、写真集や映像作品、多岐にわたるコンテンツ作りに挑戦し続ける吉川愛未だ。
ステージ上ではモデルジャパン部門で問われる引き締まった体を披露し、ポージングでは作品作りで培った表現力を発揮。堂々たるポージングを披露していた吉川だが、驚くことにBBJは初出場だったという。
「初めてだったので自分なりに用意をしていったつもりだったのですが、緊張して理想的なパフォーマンスをすることはできませんでした。人に見せるということを今まで生業にしてきたので得意な方ではあったのですが、決められたルールの中でいかに自分をアピールするかというところに関してはすごく悩みました」
普段と違った表現方法に四苦八苦しながらも、吉川は見事にモデルジャパンを制覇。この経験は自身の活動に生きる貴重なものとなったようだ。
「大会前に大阪で山中和美先生、東京で鋤﨑あや子先生のレッスンを受けて、どんな見せ方をしていくかを相談させていただき、アドバイスをいただいたおかげで優勝できたと思います。ウォーキングや姿勢、自分の体を見てどこをどう絞るかなど、ボディメイクやボディコンテストに参加する上での知識は新しい発見ばかりでとても勉強になっています」
デジタル写真集やイベントの総合プロデュース、そして、被写体としてはロープアートや水中撮影の作品に参画するなど、常に新しいことに挑戦し続ける吉川。最後に、そんなアグレッシブな彼女が思うボディコンテストの魅力を聞いた。
「コンテストの楽しみ方は人それぞれだと思いますが、私にとっては目標になる場所でもあり、人と人を繋ぐ出会いの場所になるというところが魅力かなと思います。なにか一つでも目標を持つことって大事だと思っていて、次にこのグランプリを目指すだけでもつらいことがあってもがんばれると思うんです。目標に向かって挑戦することで、自分に変化があったり、次に繋がるステップにもなりますし。また、講師や選手のみなさんは本当に素敵な方ばかりで、レッスンや大会でお話するだけでも前向きな気持ちになれるので、人と人との縁も繋がる素敵な場所でもあると思います」
吉川は今後、大阪大会、東北大会に出場することを予定しており、1年の集大成でもある日本大会で最高のパフォーマンスを見せたいと意気込んでいる。BBJ日本大会では、さらにアップデートされた彼女のステージングが見られるかもしれない。
取材・文/中野皓太
写真/桂伸也
【フォト】表現者としてBBJでのさらなる活躍が期待される吉川のステージショット
