求めたのはお金ではなくライフスタイル【ミドルエイジの挑戦/佐藤ルミナ#2】




40~50代は、残りの人生の指針が決まる大事な時期でもある。自分らしく生きたいと思いながらも、一歩を踏み出す勇気を持てず、悶々と将来への不安を抱えている人も多いだろう。そんなミドルエイジたちの指標となる“輝く40~50代”を紹介する当連載。初回は、格闘技の枠を越えたカリスマとして一世を風靡した佐藤ルミナさんのライフスタイルに迫る。

「海の近くにジムを構えたのもサーフィンのため」

 

【フォト】カリスマと呼ばれた男の波乗りショット

——2014年の引退から9年が経ちました。今も総合格闘技(修斗、柔術、MMA)ジム「ROOTS」の代表取締役、一般社団法人日本修斗協会理事長、アマチュア修斗委員会委員長として精力的に活動されています。

「引退後も柔術の試合に出たりしていますけど、今は体を動かすという部分での欲求は完全にサーフィンですね。波の条件がよくて少しでも時間があれば海に行きますし、海の近くにジムを構えたのもそのためです。お金だけのことを考えれば東京でジムを出したほうがいいんでしょうけど、自分の求めるライフスタイルに近いことができると思ったので子どもが生まれたタイミングで小田原に帰ってきました」

——そもそも子どもの頃から体を動かすことが好きだったのですか。

「好きでしたね。あと誰もやっていないことや『これは流行りそうだな』というものを先取りしてやるのが好きでした。東京では少しブームになりかけていたけど、小田原ではほぼ誰もやっていなかったスケボーも中学の時に始めましたし」

——まったく世間に知られていなかった修斗を始めたのも、それが理由とおっしゃっていました。

「先輩が誰も修斗で食えていないのに、俺はこれ一本で食っていくと本気で思っていましたからね。それで実際に食えるようになって、ジムとか修斗関連の仕事を今もやっているので、あながち間違いではなかったのかなと思います。ただリスクを考えないわけではなく、意外とそういうことも考えるんですけどね」

◆リング上とは真逆の意外な性格