「ダイエットを必死にやらざるを得ない状況に追い込まれました」【ミドルエイジの挑戦/キンタロー。#2】




40~50代は、残りの人生の指針が決まる大事な時期でもある。自分らしく生きたいと思いながらも、一歩を踏み出す勇気を持てず、悶々と将来への不安を抱えている人も多いだろう。そんなミドルエイジたちの指標となる“輝く40~50代”を紹介する当連載。今回は、二児の母でありながらベストボディジャパンで5位入賞をはたした、お笑い芸人のキンタロー。さんのライフスタイルに迫る。

「勝ちに行くならパフォーマンスだなと思いました」

体だけでなく、顔芸もキレキレだ

【フォト】ベストボディジャパン入賞をはたしたキレキレボディ

——あらためてベストボディジャパン金沢大会で5位に入賞されたわけですが、実際のステージはいかがでしたか。

「他の出場者の方のほうがベテランですし、体型では圧倒される部分もありました。でも、みなさんが鏡の前で練習をしている姿を見た時に、もしかしたらパフォーマンスでは勝てるかな、勝ちに行くならパフォーマンスだなと思いました」

——産後になかなか体重や体形が元に戻らないという話をよく聞きますし、想像以上に大変だったと思います。

「子どもが増えたことで自分に費やす時間も減りましたし、子どもが残したものも食べていたので単純に太る要因が増えていましたね」

——本格的に取り組み始めたのが今年1月ということですが、期間としてはかなり短いですよね。

「ちょっと痩せればいいと最初は思っていたんですけど、がっつりな大会だということにだんだん気づいてきて『ちょっと待って、私はここまでやるつもりじゃなかったんだけど』と思っていました。『社交ダンスの時もあそこまで行くのは本当に大変だったのに、あんなバキバキの体にはなれないよ』と番組スタッフには言っていたんですけど、普通にあれくらいを求められていましたね(苦笑)」

——体の仕上がりとしては過去最高ですか。

「社交ダンスの時のほうがヤセていたんですけど、厳しかったのは完全に今回です。金沢の大会ではありましたが、地元の人だけではなく神戸や東海の方、そしてテレビが絡むという情報を聞きつけた東京のレベルの高い人が、エントリーしてくるということもありましたし(笑)。ここまで本格的にやるつもりじゃなかったんですけど、追加エントリーが増えたり、まわりのレベルがどんどん高くなるので必死にやらざるを得ない状況に追い込まれました」

◆どうしても逃げ道をつくってしまいます