私がレースクイーンでいるために、トレーニングは必ず必要
KURUMI ジムというと、やはりウエイトトレーニングですか?
藤井 ウエイトのジムも契約しているんですけど、私のメインはボクシングジムなんです。コースとしては1時間の暗闇ボクササイズとか、もう汗だくになって有酸素運動です。それが終わったら下に来て、思いっきり会長に殴りかかる(笑)。やっぱり有酸素運動って即効性あるじゃないですか。脂肪が落ちますし、むくみも取れて気分も解消されて。そのうえで、有酸素だけじゃ物足りない部分をトレーニングジムに行って鍛えたりしていますね。このジム通いを週に3回くらいのペースでやっています。
KURUMI 私も友だちとボクシングジムに行くことがあって、楽しいですよね。
藤井 はい。もうジム通いは習慣になっているので、逆にSNSでそんなに言ってないです。もともと友だちにSUMMER STYLE AWARD(サマスタ)に出ているトレーニーの女の子がいて、その子がボクシングジムに誘ってくれたのがきっかけです。それからずっと続いていますね。
KURUMI すごいですね。もう何年になりますか?
藤井 2019年から行きだしたから、もう4年になりますね。ずっと変わらず週3で行っていて、本当にそれが習慣化している感じですね。ここ3、4年は「こうなりたいから」っていうよりは、「自分が自分であるためにそうしてる」みたいな感覚です。習慣化していて、ご飯を食べるのと同じ感覚でジムに行くみたいな感じですね。
KURUMI 毎週何曜日のこの時間にジムに行って……みたいな。レースクイーンとして自信をつけるために、トレーニングは必要だと思いますか?
藤井 そうですね。この仕事を始めて思うことは、レースクイーンになる子って多分もともと細い子が多いんですよ。それで、いろいろな女の子と活動させていただく中で、細い子ってよく食べるんですよ。
KURUMI やっぱりそうなんですね。
藤井 それこそ、揚げ物も気にしないで食べるんです。ラーメンもすするんです。お酒も飲むんです。でも痩せてるんですよ。基本的にそういう子が多いから、私はそういう子を見て天才だなと思っています。でも私はそうじゃないから、自分にとってトレーニングは必要だなと思います。
KURUMI もともと細い方ってうらましい限りです。
藤井 本当ですよね。私がもし好きなものを好きなだけ食べて、お酒飲んで……なんてしたら、本当に『ドラゴンボール』の魔人ブウみたいに大きくなっちゃう。だから私がレースクイーンでいるためには必ず必要です。なかったら多分できないです。恥ずかしくて表に出られない。
KURUMI そんなことないですよ。失礼な質問かもしれないんですけど、人生でMAX体重というと何kgくらいですか?
藤井 MAXで54kgとかかな? 普通に働いている時だったので、そんなに気にしてなかったんだと思います。身長が164cmなので、少しだけぽっちゃりしているというか、一般的な感じですかね。
KURUMI 多分、ぽっちゃりではないと思いますよ(笑)。
藤井 でも、やっぱり写真を見返すとなんかパンパンだなって(笑)。
KURUMI 写真ってすごいですよね。季節によって太りやすいとかはありますか?
藤井 あります。私は冬が痩せやすいですね。逆に、なぜかわからないけど夏は毎年重いんです。
KURUMI 夏はちょっとこれから気をつけないといけない時期ですね。お食事はやっぱり自炊とか?
藤井 はい。といっても私、実家暮らしなんですよ。なので、母親は容赦なくいろいろ出してきます。ありがたいですけどね。なので、食べた分は運動で消費することにしています。無理に食事を削るより、それが一番ストレスなく続けられますね。食事制限で痩せてしまうとリバウンドしやすいじゃないですか。やっぱり食べたら動くに限ります。
KURUMI たしかに、無理なダイエットはお肌にも出ちゃいますよね。
藤井 運動していると肌も同時に綺麗になりますし、メンタルもポジティブになるじゃないですか。本当にマイナスなことは何もないと思います。
KURUMI これだけパーフェクトボディだと思うんですけど、それ以上に目指してらっしゃる理想の体というのはありますか。
藤井 私はレースクイーンをしながらグラビアもしているので、あんまり“ザ・筋肉”っていうふうにはならないように気を付けています。女性らしい丸さと脂肪は残したいんですよ。お尻とかも硬いお尻じゃなくて、柔らかいお尻にしたいです。
KURUMI マリーさんのお写真からも柔らかさが伝わってきそうなボディです。
藤井 ありがとうございます。目指す理想としては、女性らしい丸みを残した体がベストですね。
(後編に続く)
写真提供/ワンエイトプロモーション
文・撮影/森本雄大
【完全版トーク(前編)はこちらから】
藤井マリー(ふじい・まりー)
レースクイーン、タレント、グラビアモデル。神奈川県横浜市出身。化粧品会社のOLからレースクイーンに転身し、2022年~2023年には年間で最も活躍したレースクイーンに贈られる「レースクイーン・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。元アイドルという経歴を活かし、サーキットで歌を披露するなどマルチな才能を発揮している。
KURUMI(くるみ)
2013年〜2018年には9人組アイドルユニットのリーダーを務め、現在はフィットネスモデルとして活動している。2017年夏からトレーニングを開始し、約半年後にはSUMMER STYLE AWARDでクラス優勝を達成。以降も多くの大会で実績を残し、2022年はマッスルゲート北陸⼤会で優勝、ゴールドジムジャパンカップではドリームモデル158cm以下級で初代女王に輝くなど活躍を見せた。