4年に一度の祭典。無差別級フルコン世界最強が決定!【10月14-15日、新極真会 世界大会】




フルコンタクト空手界の最強外国人が来襲

優勝候補筆頭として世界大会に臨む入来建武。3度目の世界大会で悲願の初優勝を成し遂げる

ところが昨年9月にポーランドで行なわれた第7回世界ウエイト制大会(階級別の世界大会)では、日本人選手が8階級中5階級を制したものの「男子重量級」「男子軽重量級」「女子重量級」の王座が海外に流出。世界大会の前年ということを考えれば、男女ともに重量級を落としたという事実は重い。

今大会にも世界ウエイト制大会重量級王者のエヴェンタス・グザウスカスをはじめ、前回大会準優勝のマシエ・マズール、全ヨーロッパ大会でV22を達成したヴァレリー・ディミトロフなど、過去最強とも目される外国人選手がズラリと名を連ねている。約半世紀にわたり守り続けてきた伝統が、48年目にして潰える可能性も十分あると言えるだろう。

ともに日の丸を背負う吉澤穂高、澤井天心、目代結菜も最終調整に余念がない

王座流出というかつてない危機に直面する中、チームJAPANのエースとして大会に臨むのが名門・東京城南川崎支部の入来建武である。世界大会は準優勝が最高位であるとはいえ、直近の全日本大会(無差別級)では3連覇を達成。主将として代表選手をとりまとめるだけではなく、48年間守り抜いてきた伝統を継承する最右翼として大きな注目を集めている。

空手母国ニッポンの王座死守はなるか