狂気の男、漫才ステージでミルクプロテインボーイ結成。筋肉×お笑いで「トイレに行く暇もないほど楽しい」




10/29(日)に愛知・尾張旭市文化会館にて開催された、日本ボディビル界のレジェンド・木澤大祐&合戸孝二主催の「JURASSIC CUP(ジュラシックカップ)」。ナチュラルボディビルディングの追求と、「ボディビルで飯を食っていける環境をつくる」をキャッチフレーズに行なわれたこの大会だが、「トイレに行く暇もないほど楽しんでほしい」という二人の思いのもと、多くのマッチョ芸人を擁する吉本興行とタッグを組み、“笑い”のステージもつくり上げた。

【フォト】よしもと芸人たちとともにお笑いステージに立つ木澤&合戸

一部と二部の2回に分けて行なわれたお笑いステージ。前半では、筋肉芸人のにしだっくすが「ドレミのうた」に合わせたポージングで前座として会場を温めると、MCを務めるニューヨーク、鬼越トマホークに加え、お題が「女性芸人のハートをつかめ。筋肉プレゼン大会」ということで、審査員を務めるしずちゃん(南海キャンディーズ)、イワクラ(蛙亭)、エルフら女性陣もステージに姿を見せた。

いよいよプレゼン大会「筋肉をアピールしろ!自然にマッスル―ポーズ」がスタートすると、にしだっくす、太田隆司(いぬ)、ノリ(バビロン)、八木真澄(サバンナ)、中野周平(蛙亭)らよしもと芸人に混じって木澤もステージに登場。「ドライブでバック駐車するとき」という一発目のお題に対していきなりTシャツを脱ぎ捨てると、サイドチェストをしながら車をバックのポーズを決め、会場を笑いに包み込んだ。

さらに「海岸で海を見ているときのロマンチックなセリフ」の大喜利で、「僕、減量中なのでマグロを獲ってきて」と筋肉界隈にしか通じない木澤のボケに、言葉を受け取ったしずちゃんはポカン。エルフの荒川も「いくら木澤さんでも意味わからん!」と声を上げたが、しずちゃんの独断により木澤が優勝。最後はしずちゃんをその筋肉で軽々とお姫様抱っこした。

第一部のボディビル審査の後に行なわれた後半ステージでは、「マッチョネタ-1グランプリ」を開催。バビロン、いぬ、よしもとマッチョ部、に続く4組目の「ミルクプロテインボーイ」として登場したのは、駒場孝(ミルクボーイ)と、なんと狂気の男・合戸孝二。

「いま、マッスルハウスジムにある大胸筋に負荷が入るU-BARをお客さんからいただきました。こんなんなんぼあってもいいからね」とミルクボーイの定番ネタから漫才がスタートすると、「僕のおかんが好きなパンの名前を忘れた」という流れへ。「ほなクロワッサンやないか」と合戸が関西弁でつっこみを入れると、これまで見たことがない彼の姿に会場は大ウケした。

さらに漫才後に感想を聞かれると「緊張して心臓バクバクで、大胸筋がパンプしちゃった」とボケをかました結果、ミルクプロテインボーイが優勝。優勝賞品は木澤&合戸のパーソナルトレーニングの権利ということで、「それ、木澤さんと合戸さんが一緒にトレーニングするだけやん」とのつっこみが入り、2位のよしもとマッチョ部に権利がわたることに。最後には、よしもと劇場への招待券などのプレゼント抽選会を実施し、お笑いステージは幕を閉じた。

大会後に木澤と合戸も「まさに大成功&大盛況。観客のみなさんは競技としてのボディビルを楽しみながら、笑顔になって帰ってもらえたと思う。僕らも思いっきり楽しめました」とにやり。会場に足を運んだ人も、LIVE配信で見届けた人も、競技にお笑いに充実の1日になったことだろう。

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