スペイン・サンタスサンナで開催されている『IFBB世界フィットネス&ボディビル選手権2023』。11/2(木)の大会2日目はビキニフィットネスの競技が行なわれ、172cm以下級に出場した安井友梨が6位入賞をはたした。
安井は10/8に開催された「JBBFフィットネス・ジャパン・グランド・チャンピオンシップス2023」で優勝し、見事に国内4連覇を達成。8月にトレーニング器具を左足の指に落下させて粉砕骨折する大ケガを負っていたが、その中でも国内大会で優勝を重ね「毎日奇跡が起こっているようでした」と語っていた。
10/13~15にスペイン・マドリッドで開催された「アーノルド・クラシック・ヨーロッパ2023」において、フィットモデルのカテゴリーではマスターズクラス、身長別クラス、オーバーオールの3冠を達成していたが、ビキニフィットネスにおいてはマスターズ35~44歳164cm超級で4位、172cm以下級で8位と思うような結果は残せず、今回のIFBB世界選手権はリベンジの舞台となっていた。
マスターズ35~39歳164cm超級では2年前は1点差で2位、昨年は同点で2位と優勝目前、172cm以下級では4位だっただけに今年は順位を落とす結果にはなってしまったが、苦しみながらも屈強な精神力で高みを目指し続けたその姿は、観る者に勇気を与えたであろう。昨年の世界大会後には競技引退も示唆していただけに今後彼女がどのような道を選ぶのかは現状では不明だが、この大ケガを乗り越えてより強くなった彼女が再び世界の舞台で輝く姿を期待したい。
なお、本田有希子(158cm以下級)、ダンシーあずさ(158cm以下級)は予選落ち、長瀬陽子(マスターズ45歳以上級)は6位入賞となった。安井は、現地時間11/4(土)に開催されるフィットモデルにも出場予定となっている。