「クリアできないとネットで叩かれる」SASUKEナンバーワン女子が挫折を乗り越えられた理由




日本の未来を担うかもしれない美筋女子たちの素顔に迫る『美筋女子TIME』。今回のゲストはスピードクライマー、キッズパーソナルトレーナーとして活躍する大嶋あやのさんです。彼女の原点はTBS系列の人気番組『SASUKE』であり、日本人女性としては史上2人目となる1stステージクリアを達成。SASUKEナンバーワン女子選手との呼び声高い存在です。

【トーク動画】大嶋さんの『人生の壁を超える』ための思考法|クライマーあるあるや奇抜な私生活も告白

幼少期からSASUKEにあこがれ、大学時代(2015年)から出場をはたします。そこから1stステージを突破するまでに約7年。その間は葛藤の日々でもありました。

「ずっと反り立つ壁を登れなくて、クリアできないとネット上で叩かれるわけですよ。そういうマイナスの声が聞こえたりした時に『何で続けてるんだろうなー』ってふと思う瞬間は何回もありました。一生登れる気がなかったです」

反り立つ壁はまさに最大の障壁そのものでした。心が折れかけた大嶋さんですが、周囲の支えにより挑戦を続行することができたと振り返ります。

「まわりの選手やスタッフのみなさんから『やめないで続けなよ』と背中を押していただいて、とりあえず続けてみたらクリアできたんです。だから今でも、『何か得られるまでやめない』という気持ちを持つことができていますね。クリアした瞬間はもう最高ですよ。壁に手がかかった瞬間に大興奮でした」

壁の頂点にかかったのは指の第一関節まで。120%の力で奇跡を手繰り寄せた大嶋さんは「次の日筋肉痛が半端じゃなくて、SASUKEは毎回交通事故に遭ったかのような筋肉痛になります」と語りました。

とはいえ、歓喜に沸いたのは一瞬。クリアボタンを押した瞬間に「こんなものなんだ」と気持ちは冷静になっていたと言います。それは彼女の飽くなき向上心ゆえかもしれません。

「自分の目標はクリアじゃなくて、反り立つ壁を登ることだったんだなと思いました。登ったからもう満足しちゃった(笑)。でもなんでそうなんだろうって考えた時に、自分の中では1stじゃなくて2ndをクリアして、3rdステージのぶら下がりが多いエリアをやりたいんだなと思いました。だから1stをクリアしたくらいで喜んでちゃだめだよなって」

人生を通じて挑戦を続ける大嶋さんは、SASUKEがきっかけで挑戦を決めたスピードクライミングの道でチャレンジを敢行中。最大目標を2024年のワールドカップに定め、日々高みへのトライを重ねています。SASUKEから得た勇気を胸に、大嶋さんの壁との戦いは続きます。

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