パワーリフティングアジア王者・“ねこマッスル”が力比べに登場「次は35kgが挙がるくらいにパワーアップします」




カルッツかわさきにて開催された『マッスルコンテスト東京』(2/10)および『マッスルコンテストジャパン』(2/11)。ボディコンテストはもちろん、フィットネス用品ブースの設置や各種イベント開催により盛り上がりを見せた。

ここでは、10日に催された第2回マッスルコンテストカップ・ストリクトカールチャレンジに注目。頭から骨盤までを壁にぴったりとつけ、反動を使わずに両腕でバーベルを拳上する『ストリクトカール』で腕力を競うものだ。純粋な力比べにウエイトリフター、空手家、アームレスラーなど競技を越えて選手たちが集結した。

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そんな中で注目を集めたのが、記録ボードに書かれた『ねこ』の2文字。本大会に挑んだ“ねこマッスル”こと岩井知子さんは、ボディビルとパワーリフティングで多数の実績を持つ選手でありつつ、トレーナー・インストラクターとしての顔も持っている。

戦歴を振り返ると、パワーリフティングでは日本とアジアでチャンピオンとなり、2023年の世界大会で5位入賞。ボディビルでは、ミス健康美 全日本大会で総合優勝、日本クラス別ボディビル選手権の女子フィジークで準優勝、マッスルコンテスト2020ビキニの部マスターズ優勝、フィギュアの部一般優勝といった実績がずらりと並ぶ。

現在は『muscle武術格闘技研究会』の主催も務めており、ストリクトカール・チャレンジにも他競技の同志たちと臨んだという。ここでは大会を終えたねこさんに率直な感想を聞いた。

――今大会に出場した経緯はどのようなものでしたか?

「前回も出場していて、自己記録を越えようと思って出場しました。この大会に出るために、(鎌田)勉さんのところにも習いに行って3~4か月くらい練習しました」

――本番を終えて率直にいかがですか。

「練習では最高が32.5kgだったんですけど、本番になると練習でできた重量が挙がらなかったので悔しいですね。コンディションを整えてまた11月の大会に出ようと思います。次は35kgが挙げるくらいにパワーアップしたいです」

――いろいろな競技を経験されてきたねこさんにとって、ストリクトカールの魅力とは?

「トレーニングの目標ができることですね。私はパワーリフティングもボディメイクもやるので、腕のトレーニングはすごく大事じゃないですか。その時にやっぱり何か目標があったらがんばれるんですよね。こういった挑戦の場があることは日々のモチベーションになると思います」

――今後、ストリクトカールを通じて挑戦したいことはありますか。

「今、仲間と『muscle武術格闘技研究会』という会をつくって集まっているので、研究会に来てくれた人みんなでストリクトカール・チャレンジに出てみたいですね。大会のルールに『100㎏挙げたら100万円』というのがあるので、100万円をみんなで目指そうかなって思います。いい夢ですよね(笑)。別枠ですが自分がやっているトレーナーやインストラクターなど、そういった活動も盛り上げていきたいです」

取材・文/森本雄大
写真/木村雄大
写真(ストリクトカール)/森本雄大

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