48歳シングルマザー・山田よう子、アームレスリング世界戦『TOP8』に向けて調整中 大会延期となるも大和魂で奮闘誓う




元女優でタレント、池口恵観住職の弟子でもあり、刃牙の女と言われる山田よう子。長きにわたり総合格闘技、プロレス、アームレスリングなど多彩な舞台で活躍を見せてきた彼女は、アームレスリングの世界チャンピオンでもある。

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『JAWA全日本アームレスリング選手権大会』を13連覇(2002年~2014年)、2005年には『WAF世界アームレスリング選手権大会』の45kg級ライトハンドで優勝、2019年には『Zloty Tur World Cup』の女子シニア52kgライトハンドで日本人初優勝を飾るなど獲得タイトルの数々は圧巻だ。

今年で48歳を迎えるという中、5人の子どもをシングルマザーとして育てつつ、トップ戦線で活躍中。今年は世界の中で選ばれた8人が集い、世界一を決めるプロリーグである『TOP8』への参戦を表明している。

大和魂を胸に「残り少ないアスリート人生。子どもたちの笑顔のためにも、仲間や周りの支えてくださる方々のためにも、子育てをがんばっているママさんたちのためにも、48歳・山田よう子は世界で『TOP8』の試合に挑戦させていただきます」と決意を固めていた彼女だったが、本来4月27日に開催予定だった大会はコロナウイルスの影響で6月末に延期となってしまった。

「気持ちの整理がつかない」と悶々とした時間を過ごしながらも、本番に向けて1日1日を大切に調整を進めている。

育児との両立、本来の体重よりも上の階級への挑戦——。数々の壁を乗り越える決意をした山田は、大舞台で結果を残すべく虎視眈々と牙を研ぎ続ける。

6月2日には異なる戦場だが、BBFJ(ビューティー・ボディー・ファイト・ジャパン)主催のPILLOW FIGHT『AMAZONES』(ピローファイト、枕を使って相手を攻撃する格闘技)に出場する予定だ。なおピローファイトでは大会GMに就任しており、愛する我が子がセコンドについての負けられない戦いになる。TOP8までもしっかりと勝負勘を研ぎ澄ます。

大目標のTOP8に向けた彼女の挑戦に引き続き注目したい。

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