全国クラスのポージングセンス! 東京二冠を果たした次世代のスター候補~寺田光【筋肉マニアのビルダー解体筋書】




YouTubeに投稿しているボディビル解説動画が話題の筋肉マニアが、毎週一人のボディビルダーをピックアップして紹介していく連載「解体筋書」。今回は、2026年東京クラス別60kg以下級優勝の寺田光選手です。

【フォト】筋肉美が光るフリーポーズ

美しいバランスを加速させる魅せ方

寺田選手は、2019年関東学生ボディビル選手権で大会デビューを果たします。以降、2023年北区オープンニューカマー優勝、2024年東京ノービス60kg以下級準優勝と着実に成績を積み上げ、先日の東京ノービス・東京クラス別60kg以下級では二冠を達成しました。

そんな彼の強みは、類稀なポージングセンスです。細いウエストや鮮明な一つ一つの筋肉のセパレーションを活かす、広くデカく詰まった肉体の見せ方が素晴らしく、東京クラス別の全選手の中でも抜き出た技術力の高さを示していたと思います。全身バランス良く発達していることも彼の長所ですが、それらを余すことなくアピールする技に長けており、ディフィニションやアウトラインは特に存在感があるように感じます。

中でもバックポーズの見せ方は、思わず声が出てしまうほどのクオリティです。バルクで上回られている選手に対して、足のスタンスを少し狭めつつ外側広筋の張り出しとハムケツの密度を高めることで圧倒的な下半身の完成度を誇示し、他を引き離していました。日本大会に出場していない選手で、あれ程ポージング技術の高いボディビルダーはそういないでしょう。

寺田選手は規定ポーズだけでなく、フリーポーズも一級品です。東京ノービスでは、昨年のMr.東京で優勝した泉風雅選手のオマージュ作を披露しており、泉選手に劣らないスター性を滲ませていました。自信に溢れた表情・大きくも力強いトランジション・完成度の高いポージングなどどれを取っても素晴らしいクオリティだと思います。

今回は、寺田光選手についてお話しさせていただきました。まだまだ成長期真っ只中の彼が今後どのような活躍を見せてくれるか楽しみです。

次回は、ボディビル一筋39年の大ベテランについてお話しします。お楽しみに!

写真/木村雄大