57kg⇒70kg、5年で10kg以上着実に増量して東京のボディビル階級トップに立った33歳




東京の体重別ボディビルNo.1決戦第40回東京クラス別ボディビル選手権大会」(5月30日)の大激戦クラスとなった70kg以下級を制したのは、パーソナルトレーナーとして活動する佐野雄紀、33歳だ。

【フォト】激戦を制したクラシカルな佐野のボディ

佐野は2024年11月のマッスルゲート関東大会65kg以下級で優勝、同年のゴールドジムジャパンカップも制覇した。頭一つ抜けた仕上がりでインパクトを残し、見事にパーフェクト優勝。期待のニューカマーの登場に心躍らされたものであったが、2025年はその姿を見ることがなく終了。その理由を教えてくれた。

「ジャパンカップが終わった段階で、この東京クラス別を次の目標として見据えていました。65㎏以下級ではなく、70kg以下級に上げて優勝すること。そのためには1年間が必要で、バルクアップのために昨年は大会をお休みしました」

結果として優勝するが、この階級は激戦中の激戦。優勝した佐野も予選比較審査のコールでは4番手の立ち位置であり、審査結果表を見ると、彼に3位票や4位票を投じる審査員もいたほど。それほど上位の争いは拮抗していたのだ。

「周りの選手の身体を見ても、ギリギリ決勝に残れるかなくらいに思っていたし、隣の選手への観客席からの声援もすごかったので」とやや不安は感じていたものの、「フリーポーズは自信があったので。決勝に残って披露できれば盛り返せるかもと思っていた」と話している。

件のマッスルゲート優勝以前から他団体のフィジーク系の競技に出場していたが、2020年頃の体重は57㎏前後だったという。その後は着実にボリュームアップを続けて70kg近い身体をつくり上げ、今回の優勝を達成した佐野。次の目標も明確だ。

「今年はこれでいったん休みに入り、来年以降の東京ボディビル選手権か、クラス別の75kg以下級を目指します。オーバーオール戦(無差別級)で戦うには、70kg以下級の身体じゃ足りないので、まだまだ筋肉を大きくするためのトレーニングが必要だと思っています。次に皆さんの前に現れたときには、『あのときの、あいつが…!」と驚いてもらえるように、身体もポージングも全てアップデートしていきたいと思います」

文・写真/木村雄大