「初めてのステージですごく緊張しました。思った以上に足が震えましたね。でも楽しかったです」
そう語る挑戦の裏には人知れぬ苦労があった。SUMMER STYLE AWARD「名古屋予選」(6月7日開催)で入賞(ROOKIE BEAUTY FITNESS MODEL部門6位、BEAUTY FITNESS MODEL部門mastersクラス7位)をはたした大山知里は、今大会までの激動の日々を振り返った。
【写真】乳がんから復帰しコンテストへ 大山が見せた美ボディショット
彼女は4年前に乳がんを宣告され、治療に臨んできた。闘病生活を経て体にはさまざまな変化があったが、勇気をもって今大会に臨んだ形だ。
普段は事務職として働きつつ、バランスボールエクササイズのインストラクターも務めている。そのエクササイズも病気がきっかけで始めたものだ。
「自律神経を整えるのにいいと聞いたので、バランスボールをやり始めました。筋トレを始めたのはがんの治療が終わってからです。ホルモンバランスが乱れて太りやすくなっていましたし、体もいろいろと乱れていたので鍛えたいなと。いざ筋トレを始めたら目標がほしくなりましたし、サマスタにもあこがれがあったので大会に出ようと思いました」
体の状態は決して万全とは言えなかった。その中でトレーニングに打ち込み、見事に結果を残してみせた。今大会に臨む中で大山は「体が硬かったり、右胸を切除しているので左右差が出やすかったりもしました。体の使い方を見直すきっかけになったかなと思います」と気づきを語った。
4歳になる子どもを育てつつ、仕事とトレーニングにも精を出すエネルギッシュな日々。その秘訣については「自分の時間をつくるかだと思います。中でも朝の時間をいかに使うか。朝早く起きてみんなが起きる前にトレーニングに行くなど、朝の時間を有意義に使うようにしています」と口にする。闘病生活を経て今を生きる彼女は、充実した毎日を送っている。
「明確な目標があることによって、がんばる原動力になります。生活にハリも出ますし、それもあってがんばれていると思います」
今大会ではメダルには届かなかったが、チャレンジは確実に形になっている。今後は一歩上を目指し、挑戦の日々を送っていく。

