借金600万円、ホームレス生活から成功をつかみ取る 筋肉美日本一を目指すイケメン経営者




千葉市文化センター・アートホールにて開催されたBEST BODY JAPAN(ベストボディ・ジャパン/BBJ)『関東大会』(7月18日開催)。健康的な肉体美を競う今大会において、「知性・品格・誠実さ」を兼ね備えた引き締まった体、バランスの取れたスタイルを競うベストボディ・ジャパン部門ミドルクラスで優勝したのは河野泰佑(30)だ。

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河野の人生は波瀾万丈だった。現在、株式会社ACT-Rの代表取締役として充実した毎日を送っている彼は、幼少期の家庭環境について「昭和のような家庭環境でした。教育熱心という次元ではないくらいに厳しかったんです」と振り返る。

勉強もスポーツも一切妥協は許されず、学校の成績が悪くなると父親から檄が飛んだ。大学進学後は親元から離れ、勉学に勤しみながらも、課外活動にも取り組んだ。

ミスコン出場、舞台出演、SASUKEへの挑戦など、一般の大学生なら経験できないことを次々に実行。何事にも代えがたい時間を行動力、人脈、人を惹きつける力でつかみ取った。

しかし、そこから人生は一変する。24歳の頃、借金を抱えてフルコミッション(完全歩合制)の不動産営業の世界に飛び込んだが、生活資金が不足し約1年間のホームレス生活を送ることに。その間、借金は約600万円にも膨れ上がった。

20代前半にして人生の大ピンチを経験したが、ここで彼の不屈の闘志が燃え上がった。営業職3年目には軌道に乗り始め、安定して稼げるようになったのだ。当時を振り返った河野は「営業として売れてきたんですけど、どんどん不健康になってしまい肌もボロボロでした。売れてる営業マンは意外と不健康な人が多いイメージがあります」と語った。まさに身を削ってお金を稼いでいたのだ。

そんな社会人生活の転期になったのが、ABEMAの恋愛リアリティ番組『GIRL or LADY〜私が最強〜』への参加だった。番組でさまざまな経営者と共演して刺激を受けると、自らも経営の扉を叩いた。

そうした経験を経て、現在は多忙なスケジュールをこなす経営者に変身。仕事と並行して、トレーニングの時間も捻出している。工夫としては仕組み化、習慣化することがポイントだという。

「トレーニングの様子をSNSに投稿することで、多くの人の目に留まるようにしています。歯磨きって、めんどくさいからってやらない人はいないと思うんです。歯磨きと同じくらいボディメイクを習慣化しています。最初、トレーニングは自分のためでしたが、今は『多くの方にBBJという場を知ってもらえるように』『トレーニングをがんばってもらえるように』といった利他の思いが原動力になっています」

そんな中で臨んだBBJ関東大会では、見事に満点優勝をはたした。腹直筋下部や脚のカットが弱点と認識して重点的にトレーニングを積み、堂々たる肉体美を披露した。

今後については「日本一、総合グランプリを獲得し、多くの方がBBJやフィットネスを始めるきっかけの存在になりたいです」と力強く語る。多くの人に影響を与える河野は、コンテストだけではなくビジネスでも活躍することは間違いないだろう。

取材・文・写真/志村裕二