「トレーニングの文化、身体づくりの文化をもっと日本中に広めたい」という思いから発足したBEST BODY JAPAN(BBJ)の東京大会が、8月22日に東京・NEW PIER HALLで開催された。

スポーティーな肉体美を競う「フィットネスモデル部門」のウーマンズクラスに出場した56歳の橋爪学美は、大会に出場し始めて2年目の挑戦でグランプリを受賞。「日本大会前における1番大きなイベントと位置づけ参加しました。昨年は4位だったので、今回の結果をとてもうれしく思います」と顔をほころばせた。
彼女がトレーニングを始めたのは3年前。腰とヒザに痛みを感じたことがきっかけだった。
「運動不足が原因かなと思い、パーソナルトレーニングを始めました。でもちゃんとトレーニングをした経験がなかったので、すごくつらくて。『何か目標がないと続かないな』と思い、大会に挑戦することを決意しました」
BEST BODY JAPANは年齢別に細かくクラスが分かれていることも特徴のひとつ。橋爪も「50代から始めても十分戦えること、挑戦できることに魅力を感じました」と振り返る。約1年間トレーニングを積み、55歳で大会デビュー。トレーニングを重ねる中で得られたのは、均整のとれた美しいボディだけではなかった。

「一番大きく変わったのは心ですね。50代後半になると終活のことなどを考えがちですが、ネガティブになるのではなく『どんどん挑戦しよう』という気持ちになれました。今まで若い頃も含めて大きな目標を持つことがなかったので、この歳で目標に向かって突き進む感覚にすごく快感を覚えているんです」
身体の面でも大きな変化があった。かつて彼女を悩ませていた腰やヒザの痛みは、すっかり消失したという。
「筋肉質になったおかげか、ヒザや腰の痛みが完全になくなりました。今では逆に、トレーニングの時間が大好きになっています」
確かな成長を手応えとして掴んだ彼女の視線は、すでに次なる大きなステージへと向けられている。
「レベルの高い東京大会で結果を出せたことで、ますます意欲が湧いてきました。目指すはもちろん日本一です」
年齢を理由にあきらめるのではなく、つらささえも成長の糧に変えて前進し続ける橋爪。アラカンを迎えてなお輝きを増す彼女の挑戦は、これからも続いていく。
