女王いと強し。今年も女子フィジークの日本一となったのは荻島順子だった。
10月11日に大阪・メイシアター(吹田市文化会館)にて開催された日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)主催の「第44回日本女子フィジーク選手権大会」。荻島は他を寄せ付けないステージングを見せ、パーフェクトスコア(審査員全員が1位票を投じた)での完勝で4連覇達成となった。
「今年のテーマはゼロから身体をつくり直す。自分と向き合いながら、基本的な種目を地道に、コツコツと、毎日同じことを続けていたら今日がきたという感じでした。あっという間の1年で、気負いしすぎることもなく今日を迎えることができました」
昨年は怪我に見舞われ、非常に苦しいシーズンを過ごした中での優勝だったが、今年は「とても充実した1年でした」と表情も晴れやか。その変化はメンタル面のみならず、身体の数字にも如実に表れた。
「仕上がり体重は去年と比べて2kg増えていました。絞りもこれ以上はできないなというくらい仕上げたと思うので、筋肉量で2kgも増えちゃったという感じですね」
純粋な筋量で2kg増加がいかに簡単でないかは、競技に取り組む者であれば理解できるであろう。しかも152.8cmの小柄なボディである荻島だからなおさら。全員が「去年よりもさらに」と磨きをかける中で、頂点に立つ選手がそれ以上のスピードで進化を続けるのだから、そうそうこの地位は揺るがないだろう。
「次は世界選手権です。約2週間、このままの勢いでさらに仕上がりを高めるような気持ちで向かっていきたいと思います」
世界で通用する身体を、スペインの地でも必ず見せてくれるはずだ。
文・写真/木村雄大


