10月11日に大阪・メイシアター(吹田市文化会館)にて開催された日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)主催の「JBBFフィットネス・ジャパン・グランドチャンピオンシップス2026」のボディフィットネスで優勝したのは大久保裕美(おおくぼ・ひろみ)だ。
2022年秋にコンテストデビュー、翌年からJBBFの大会に本格参戦し、初年度でいきなりグランドチャンピオンシップス6位入賞。突如現れたダークホースとして注目を集めると、2024年、2025年は2年連続で2位と好成績を収めて一気にボディフィットネス界に名を広めてきた。とはいえ優勝の壁が厚かっただけに、「やっと優勝できたって、感じですね」と安堵の表情をバックステージでは見せた。
「2位が続いていたので、絶対に獲りたかったからまずは嬉しいです。今年の取り組みとして、自分はアウトラインを絶対に崩したくないので、ウエストをちゃんと細く保ったまま、必要なところに筋肉をつけることを意識しました」
今大会は、連覇中の佐々木絢美が直前で欠場を表明したこともあり、誰にでも優勝のチャンスはある戦いの様相を呈していた。しかし蓋を開けてみると、大久保は2位以下をしっかりと突き放して優勝。もともと持っている筋量はもちろん、トータルの仕上がりが頭一つ抜けていた。
「筋肉をつけることは大前提に置きつつ、仕上がりをもっと良くしようというのにも取り組んできました。特に脚の仕上がりが自分のネックだった捉えていたので、腿の外側にもう少しふっくら感を出せるようにトレーニングも変えましたし、コンディショニングも意識して取り組みました。もともと股関節が硬かったので、根本原因を改善したことが結果につながったのではないかと思います」
課題に向き合いながら、地道にコツコツと積み上げた取り組みで得たオーバーオール優勝。次戦は、2週間後にスペインで行なわれるIFBB世界選手権だ。
「しっかりと成績を残したい。まずはコンディションをさらに高めることに取り組みたいです」
日本が誇る筋肉美を、世界の目にも焼き付けていく。
文・写真/木村雄大


