39歳・整形外科医が語る筋力の大切さ ヒザ、腰、関節痛の患者にもすすめる身近な運動「まずは5回スクワット」




医師たちが鍛え上げた肉体を披露する「筋肉医局祭2026」(8月30日開催)。引き締まった体で会場を魅了し、ドクターズモデル部門で優勝をはたしたのが、39歳の整形外科医・小林高之先生だ。

【写真】小林先生の筋肉美 ドクターズモデル部門を制覇

医師たちが鍛え上げた肉体を披露する「筋肉医局祭2026」(8月30日開催)。引き締まった体で会場を魅了し、ドクターズモデル部門で優勝をはたしたのが、39歳の整形外科医・小林高之先生だ。

小林先生には1歳の息子がいる。仕事と育児を両立しながら、時間を工夫してトレーニングを続けてきた。

「子どもが起きる前にジムに行かせてもらったり、夜寝た後にジムに行かせてもらったりして、運動する機会を減らさないようにしています」

整形外科医としてヒザや腰などの痛みを訴える患者を診る中で、筋力の大切さを感じていると言う。

「ヒザが痛い、腰が痛いという方々や、いろいろな関節に痛みを感じている方を診ることが多いです。個人の中で昔に比べて、筋力不足が起こってきていると思います」

リハビリによって痛みや体の動きが改善するケースもあると話す。

「弱い強度でも続けることが大切です。痛みが消失した後も運動を続けることで、たとえ再発したとしても、再発までの期間が長くなったりするデータも出ています」

自身がトレーニングを続けるのは、体づくりのためだけではない。筋トレを通じて得た経験が患者へのアドバイスにもつながっている。

「皆さんに伝えるために、『この動きならできるな』とか『この動きならまだ厳しいな』とか、そういったことをお伝えできるように自分でも筋トレをしています」

では、これから体を動かしたい人が、日常生活の中で始めやすい運動は何なのか。小林先生が挙げたのは「スクワット」だった。

「支えがないとできない方は、手で何かにつかまってもいいですし、可動域が狭くなっても構いません。まず少しやってみることが大事です」

特別にトレーニングの時間を確保しなくても、日常の動作に取り入れることは可能だ。

「椅子から立ち上がる時、車椅子から立ち上がる時に、がんばって5回だけ立ち上がってみてから移動する。トイレで用を足した後に5回立ち上がるとか、日々の中でちょっとした動きを取り入れていただけると、体の状態がよくなってくるでしょう。やり方の問題だったり、もともとの疾患が原因だったりで、回復までの時間は人それぞれです。そういうケースは医師とのコンタクトが必要かと思います」

現在は手術にも携わっている小林先生。将来的には診療だけでなく、さらに広い形で運動の大切さを伝えていきたいと語る。その言葉には医師として、そしてボディコンテスト選手として活動する先生ならではの思いが込められていた。

「病院の外でできることとして、自分のジムを持ったり、運動を普及する活動をしたりしていきたいです。運動で痛みが取れたり、動ける範囲が広がったりする大切さを広げて、少しでも『痛みがなくなった』、『体が変わって自信ができた』といった人を増やしたいです。日々の診療を活かしてよりいい整形外科医になれるように、筋トレを通じても、日々の診療を含めてもレベルアップしたいと思っています」

◆小林高之先生Instagram(kobatattuan)